アニソン界の「帝王」と「大王」が夢の初合体!の画像
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アニメソング界の大御所として知られる歌手のささきいさおと水木一郎が夢の共演を果たした。

ささきといえば、『宇宙戦艦ヤマト』『銀河鉄道999』をはじめ、数々のアニメ作品や特撮ヒーロー作品の主題歌を担当し、“アニメ界の大王”としてファンから愛されている。

一方の水木も『マジンガーZ』や『宇宙海賊キャプテンハーロック』などの有名作品の主題歌を数多く歌い上げ、“アニソン界の帝王”"としてファンから親しまれている存在だ。
 
日本のアニメの歴史を語るうえで欠かすことのできない2人が、6月1日に東京港区のEXシアター六本木で行われたコンサート「六本木大決戦! ロボット軍団Z まんがまつり 水木一郎 対 ささきいさお」で共演を果たした。

アニソン界を牽引してきたささきと水木だが、意外にも2人だけのコンサート共演は今回が初めて。
コンサートの開催が決定した瞬間からアニメファン、特撮ファンの間で大きな話題を呼び、チケットは瞬く間にソールドアウト。
反響の大きさから当初はカメラ席として用意されていた地下2階を開放し、追加席として売り出したという。
 
ステージでは会場いっぱいの観客の期待に応えんとばかりに、オープニングから水木が『マジンガーZ』『ぼくらのマジンガーZ』をパワフルに歌い上げれば、ささきも拳を振り上げながら『ゲッターロボ!』『合体!ゲッターロボ』を低音ボイスを響かせながら熱唱して応戦。
年齢を感じさせない2人の渾身のパフォーマンスに、場内のボルテージは一気にヒートアップした。

アニメソングに対する強い愛情とプライドを共有する2人は、当時のアニメ映像をバックに生バンド演奏で歌唱。楽曲はほぼフルコーラスで歌うといった強いこだわりも見せた。

また、今回のコンサートではロボットアニメがメインテーマとなっているが、中盤では“宇宙コーナー”なる特別コーナーも催されて、ささきが『宇宙戦艦ヤマト』を、水木が『宇宙海賊キャプテンハーロック』をそれぞれ披露。
さらに、終盤での『いざ行け!ロボット軍団』やアンコールでの『マジンガーZ』など、“大王”と“帝王”によるデュエットも実現し、観客を喜ばせた。

「これまで歌ってきたロボットアニメの楽曲数は、ほぼ同数」というアニソン界の偉人2人は数ある持ち歌の中から、東映ロボットアニメを中心に全28曲を歌い上げてこの日の奇跡の共演は幕を閉じた。

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