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割引券、裏注文、限定品 大手チェーンの攻略法!

消費増税もあり、財布も 寒いこの春はなるべく外食の出費を抑えたい――
そんな方にぜひ知ってもらいたい「裏技」を紹介する!

全国で展開し、激しい競争を繰り広げている外食チェーン店には得するメニューが盛りだくさん。
コストパフォーマンスの高いメニューや、知られざるオーダー方法を実食調査した。

まずは、ワンコイン( 5 0 0 円)で済む昼飯から。
駅近ランチならば、さく ら水産の「本日の日替わり定食」5 0 0 円が一押し。
魚料理の A 定食(この日は まぐろ刺身)か、肉料理の B 定食(この日はハンバーグ)かを選べ、「ごはんみそ汁、生卵、海苔が食べ放題」。
メインのおかずに ありつく前に、「卵かけごはんで駆けつけ一膳」だ。
ロードサイドならば、「ライス大盛り無料 スープ おかわり自由」のサイゼリアの「ハンバーグランチ」 5 0 0 円だ。

ハンバーグは日替わりで、プラス1 0 0円でランチドリンクバーも利用できる。

ガッツキたい時のオススメは「ステーキハンバーグ&サラダバー けん」だ。けんは、「サラダバー、カレーライス、スープが食べ放題」。
最安値は「ハンバーグステーキ」(9 8 0 円= 1 5 0 グラム・税別)。
子どもでも食べられる甘めの濃厚なカレーライスを食べながら、メインのハンバーグを待つことができるから嬉しい。

次に、オトコ飯の代表格 である「牛丼」の裏技オーダーに挑戦してみたい。
牛丼系ではこれまで280円で横並びだった価格をめぐり、各社の差別化が進んでいることに注意しよう。

4 月より、すき家は牛井並盛の販売価格を史上最安値の270円に引き下げた。
松屋は280円の牛めし並盛を290円に。
吉野家は280円の牛丼並盛を300円にした。
吉野家は肉の熟成度を高め、タマネギを増量するなど牛丼をリニューアルしている。

この価格の違いには各社の戦略がくっきりと出ている。
松屋は牛めしよりも定食重視の戦略で、すき家は牛丼の上にトッピング商品を乗せて利益を稼ぐ戦略。
牛丼単体で勝負するのは吉野家ということだ。

なお、牛丼並盛の原価 は、「牛肉80円、タマネギ 5円、タレ(汁)30円、ご飯40円で 1杯155円前後です」(フードジャーナリスト)という。

吉野家の牛丼といえば、汁が多めの「つゆだく」が有名だが、それ以外にも裏技がある。
タマネギを 抜いた「ネギぬき」では牛肉だけを楽しめる。
逆に、タマネギが多めの「ネギだく」のほか、脂身部分多めの「ト口だく」もある。
これらはオーダーすると伝票にも記載されるほどだ(トロだく以外)。

吉野家では現在、牛肉が並よりたくさん味わえる「アタマの大盛」(380円)が人気だが、これもかつては裏技オーダーだった。

今回は、「アタマの大盛の『ネギ抜き』」と裏技 ダブル活用した場合、牛肉がより存分に入ってくるか を検証してみたが、通常の「アタマの大盛」のタマネギ分が減っただけで、牛肉は増えないという結果だったのが残念……。

カレーハウスCoCo 壱番屋では、「ルーの追加 もしくは多め無料」なのは、あまり知られていない。
カレー中心に食べてしまうと、ライスが残ってしまいがちだが、ライスが残っていればルーを追加できるのだ。

金沢カレーのゴーゴーカレーでは「 PM5時55分まで口ースカツカレーが 100円引き」になるうえに、「キャベツおかわり、もしくは多め無料」だ。
さらに、「タルタルソースも無料」なので、途中からは、タルタルソースをカツとキャベツに存分にかけ、味を変えて楽しめる。

割引の裏技と言えば、モバイルクーポンを使わない手はない。
携帯サイトや スマホアプリ、LINEで発行したモバイルクーポンを提示する方法がある。

牛丼系では、吉野家の「クーポン入会特典 みそ汁(50円) 1杯無料」、すき家の「今週のクーポン ねぎ玉牛丼50円引き」、松屋公式クーポンアプリ「ビビン丼30円引き」など があり、季節によっていろいろ変わるのでマメにチェックしよう。

また、吉野家では、店頭で4月25日まで「丼、定食、カレー 、鍋膳が50円引き」クーポンが配布されており、どちらのクーポンを使うか迷うところだ。

ハンバーガー系では、マクドナルドでは「ビッグマックセット」が 5 4 0 円 になるほか、朝マックの「エッグマックマフィン+ ハッシュポテト+ドリンクM」が3 9 0 円になるなど のモバイルクーポンがある。

モスバーガーでは 4月から、モスカード情報登録者限定クーポンが始まったので、チェックしてみると「期間限定テリヤキバーガー コーンの香ばし揚げ」が50円引きになっていた。

ケンタッキーフライドチキンでは、「毎月28日『とりの日』限定クーポン」がある。

3 月は「チキンフィレサンド×2 クリスピー×2 ポテト S×2 」通常価格 1 4 4 0 円が 9 5 0円で 3 9 0円引きと、かなりお得なクーポンもある。

ファミレス系ではステーキけんのスマホアプリで、ドリンクバー無料クーポン券がもらえる。
「オトクーポン」を配信しているのはガストだ。

プレミアム カフェ199円(税別)が1 2 0 円に割引きれるなど、 クーポンが選べる。
また、ガストなど、すかいらーくグループでは店頭 で 4 月初日まで使用できる「春限定 花より、クーポン!」を配布中。

たとえば、「チーズ lN ハンバーグ」499円(税別)が50円引きに、「若鶏の唐揚げ」299円(税別)は 100 円引きになる。

また、系列の中幸レストラン・バーミヤンでもこのクーポンが使え、「五目焼きそば」 6 9 9 円(税別)が 1 5 0 円引き! 「本格焼餃子(5個)」は 100 円引きで99円(税別)になり、合わせても 648円とお得になっている。

焼き餃子といえば、餃子の王将も「餃子(6個)」220円(税抜)を無料で試食できるクーポンを読売新聞毎月1日付朝刊の広告上で展開することが多い。

寿司チェーンでも、かっぱ寿司はモバイルサイト登録で最大5 0 0 円の割引があるなど、登録は面倒でも、十分に価値はあるぞ!

そして、コーヒー党にも朗報あり。
スターバックスコーヒーでくつろぎたい方は、レシート提示でコー ヒーおかわり100円(当日のみ)というサービスがある。

また、店頭のタンブラー購入時には「ドリンク1杯無料」。
また、タンブラー持参で(魔法瓶でも可)20円引きになる。

どれもこれも、お腹も財布も満足になること請け合い。使わない手はない!


ご飯


コスパ最強店は回転寿司!?家計にやさしい食べ方を伝授

全国で三つ巴の戦いを繰り広げているのが、回転寿司チェーンで、どこに行こうか迷うところ。
店舗数で全国1位のかっぱ寿司を追いかけているのが、くら寿司とスシローだ。

安くてうまい回転寿司といえば、ほかの外食(原価率30%前後)に比べて原価率が高いことが知られていて、スシ口ーは原価率50%を公言 している。

たとえば、日本人が好きなマグロは原価率は優に50%を超えているように、 だいたいの原価率を知れば、コスパよく食べることができる。
「ウニ70%」、「タイ65%」、「ウナギ50%」、「アナゴ45%」、「ハマチ、イクラ、サーモンが40% 」前後だ。

だが、原価率の高いネタ を順に食べていけばいいということではなく、チェーン店ごとに商品対応が分かれるから注意が必要だ。

マグロも赤身は2貫100円だが、トロともなれば、1 貫100円などという扱いになっており、コスパ的にお得かどうかは難しい。

また、ウニはスシローでは扱っていない。
ウナギは 各店とも1貫100 円の商品になっていて、くら寿司では扱っていない。

回転寿司チェーン店はレーンを流れてくるネタを待つだけではなく、客自らタッチパネルで注文する形態が中心になりつつある。

店側にとっても廃棄ロスが少なくなるうえに、仕入れ状況に合わせてメニューの調整がしやすい。

客としてはタッチパネルのメニューで、原価率の高いとされる商品が1貫か2貫かを確認して、コスパ的にお得かどうかを判断するしかない。

異色な試みをしているのが、くら寿司だ。
皿カウンターに皿5枚入れるたびにタッチパネルがゲームに変わる「ピッくらポン!」で子どもたちの心を掴んでいる が、ラーメン 3 6 0 円(税別)やイベリコ豚井 4 0 0 円(税別)を次々投入し、 お腹一杯食べたい大人の胃袋も押さえようとしている。

4 月からはスシローもラーメンを開始した。
今回、くら寿司のラーメンやイベリコ豚丼を実食してみたが、ラーメンは麺もスープも本格的で美味い。
イベリコ豚丼も半熟卵と合わさって、絶妙の味なのだが、いずれも小どんぶりで、やや物足りない感は否めない。

回転寿司チェーンの術中にハマらないように気をつけたいものだ!?


店舗


アイスコーヒーはどこが一番お得!?

店名 価格(容量)
マクドナルド 100円(280cc)
セブンイレブン 100円(180cc)
スターバックス 280円(240cc)
ドトール 200円(180cc)

今、様々な外食チェーンでカを入れ始めている分野が「コーヒー」なのだ。
老舗チェーンのドトールは安定して安価だが、マクドナルドとコンビニのセブンイレブンが 猛追している。
マクドナルドは安価なものの、やはり専門店には味で劣る。
そんななか、『セブンカフェ』 は昨年大ヒットとなり、2月末時点で4億杯以上を売り上げた。
完成までに2年半を要したという本格的なコーヒーは試してみる価値あり。
この春夏は、いろんなアイスコーヒーを試そう!

全国激安ラーメン戦争勃発中!

店名 価格
幸楽苑 290円(税別)
日高屋 390円
バーミヤン 399円(税別)
スシロー 280円(税別)
くら寿司 360円(税別)
富士そば 270円(税別)

いまや国民食のラーメンは、中華料理店だけではなく、そば屋やすし屋も展開中だ。
ラーメンの原価は麺が50~60円で、ほかの具材と合わせ190円程度。
すし系チェーンでは4月からスシローも「ラーメン出汁入り鶏がら醤油味」 (280円・税別)を展開中だが、やや量が少ない。 最安値は「名代富士そば」の和風ラーメン(未提供店舗もあり)で、270円というからビックリだ!

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