AKB48大島優子が卒業コンサート 263人のメンバーと握手で別れの画像
AKB48大島優子が卒業コンサート 263人のメンバーと握手で別れの画像

AKB48の大島優子が8日、東京・味の素スタジアムで、卒業コンサートを行った。
当初、3月30日に国立競技場でのAKB48グループのコンサートで予定されていた大島の卒業セレモニーだったが、荒天のために中止に。
この日も午前中には雨が降っていたが、コンサートの開演時間が近づくにつれて雨はやみ、約2ヵ月遅れで"卒業コンサート"として無事開催されることになった。

ステージは、井上ヨシマサ氏のピアノの生演奏とともに、優子が『泣きながら微笑んで』をしっとりと歌い上げて幕開け。
高橋みなみの「国立の借りを返しに来たぜー!」との絶叫に、集まった7万人の観客が声援で応えると、メンバーたちが『ヘビーローテーション』や『会いたかった』、『Everyday、カチューシャ』『フライングゲット』とシングル曲を熱唱し、会場のボルテージはヒートアップした。

さらに、卒業する大島から後を託された渡辺麻友ら「第6回AKB48選抜総選挙」の選抜メンバー(※川栄李奈と乃木坂46の生駒里奈を除く)が、旅立つ先輩への感謝を込めて「少女たちよ」を新選抜として初ステージ。

中盤では、SKE48やNMB48、HKT48といった姉妹グループ、"会いに行くアイドル"のチーム8、大人AKB48の塚本まり子らもパフォーマンスした。

終盤には、大島を中心としたユニット曲が組まれて、『青春の稲妻』では"心友"と呼び合う宮澤佐江と息の合った華麗なタップダンスを披露すれば、『エンドロール』では松井珠理奈らとキレのあるダンスでコラボ。
デュエット曲『禁じられた2人』では高橋と初めて2人だけのユニットを組んだ。

アンコール明け1曲目の『今日までのメロディー』では、モニターに大島のAKB48のメンバーとしての歴史を振り返る映像が映し出され、秋元才加や増田有華、野呂佳代ら、大島と同じ2期生のOGも登場。
スタンドでは前田敦子と篠田麻里子もその勇姿を見届けていた。

アンコール3曲目の「支え」では、大島が総勢263人のメンバー1人ひとりと握手と言葉を交わして"優魂"を継承。
最後の1人となった高橋とは強く抱きしめ合った。

その後、マイクの前に立った大島は、「今日は大島優子卒業コンサートというタイトルでコンサートをさせて頂いて、まさか自分の名前がコンサートに入るなんて、思ってもみなかったことでした。だから今日は、みんなが私のためにてるてる坊主を作ってくれたり、天気を願ってくれたり、本当にたくさんの方の思いがここに詰まっていると思うと……」と一瞬言葉に詰まり、「こんなにたくさんの人に出会えたことは、本当に人生の誇りです」と語った。

続けて、「私は何かに飛び抜けているわけでもなく、AKB48に入って"器用貧乏"でやってきましたけど、一番大切に思ってやってきたのは感謝の気持ちと、隣にいる人を大事にしようと思ったことです」と明かし、「AKB48は本当にたくさんのメンバーがいて、隣にいるメンバーは仲間以上に家族のような存在です。私はこのメンバー、この家族に出会えてよかったと思います。私を見つけてくれたみなさん、私に出会ってくれてありがとうございました」と感謝した。

これまでの活動を、「この8年間を思えば、きっとこの先に何でも乗り越えられると思います。それだけ勇気と力を与えてくれました」と振り返り、「私が卒業して、今後のAKB48が今以上に大きくなって、みんなに愛されるグループになるように本当に願っています。全国のファンのみなさん、今日は雨をやませてくださってありがとうございます。今後もAKB48をよろしくお願いします」と呼び掛けた。

最後は、「でも、1つお願いがあります。AKB48での"いち推し"はそれぞれあってもよいんですけど、芸能人のいち推しといえば?」と茶目っ気たっぷりに客席に問い掛け、「ゆうこ~!」の歓声がわくと、「そういい続けて欲しいなと思いますので、ずっと推しメンでよろしくお願いします!」とニッコリ。

そして、初めて総選挙で1位となりセンターを務めた『ヘビーローテーション』を歌いながらフライングブランコに乗りステージから飛び立つと、「私はAKB48が大好きです。みんな、行ってきます!」と笑顔を浮かべて、そのまま扉から会場を去って行った。

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