当編集部では編集長がゴキブリ料理を食す体当たり取材を敢行するなど、少々馴染みも感じてしまうが、ゴキブリが好きという人は多くあるまい。見つけたら、駆除しようとするのが一般的だろう。

6月5日22時頃、埼玉県さいたま市に住む69歳の派遣社員宅にゴキブリが出現した。そのとき男性がとった行動は、ライターで退治。すると、ドタバタ交戦劇の末、なんと火事になってしまったのだ。

「埼玉県内には、チャバネゴキブリ、クロゴキブリ、ヤマトゴキブリ、ワモンゴキブリなどがいます。これらは病原菌の媒介になったり、コンセントの中に糞が溜まって電気のショート、火災にも繋がるんです。ゴキブリはすばしっこく、飛び回ることもありますから、ライターで焼こうとするのはあまり有効ではありません」(関東エリアの害虫駆除業者)

それにしても、一人暮らしのこの男性は、ゴキブリをライターで追い回した挙げ句、誤って段ボールに引火。自分の部屋ごと全焼してしまうとは……。

3年半ほど前には香川県のしいたけ農家で、アルコールを撒いてゴキブリに火を放ったところ、火がついたまま逃げ回り、平屋全焼の一因となったケースもあった。確かに、ゴキブリ退治はできたのかもしれないが、その代償はあまりにも大き過ぎる。

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