男は大翔(ひろと)、蓮(れん)、悠馬(優馬)。
女は結菜(ゆいな)、陽菜(ひな)、結愛(ゆあ)。
近頃は、子どもにそんな名前をつける親が多いそうです。

自分の子どもをどんな名前にするのか、それを決めるのは親の特権でしょう。
しかし、どんな名前でも無条件に付けられるわけではありません。

戸籍法では、名前に常用平易な文字を用いなければならないと決まっており、使える漢字も限定されています。

名前に使用できるのは、常用漢字と人名用漢字を合わせた2997字。
全部で5万字以上あると言われる漢字の、ほんの一部分だけです。

さらにそこから、悪、病、汚、糞など、どう考えても名前に向かないものを除くと、使えそうな字は3分の1以下に激減してしまいます。

また、使えそうに思える漢字にも意外な意味が隠れていたりします。
「創」には「傷」、「亜」には「劣った」、「民」には「支配される人」という意味があるといった具合。
これでは、同じような名前が多くなるのも仕方ないでしょう。

人名用漢字に指定された字にも、おかしなものがあります。
たとえば「奎(けい)」。

響きがよく、使えそうな印象を受ける字ですが、漢和辞典で調べてみると、ビックリするような意味が書かれていました。
さて、どんな意味?

1.ゴミ
2.股ぐら
3.災い

答え :2

出題:浜川卓也

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