アベノミクスの効果もやっと出てきたようで、不況のアオリを真っ先に受けるといわれるタクシー業界も、今年に入って増車傾向にあるといいます。

そこで、タクシー業界応援企画……というわけでもないですが、今回は思わず乗ってみたくなる(?)全国の変わり種タクシーを紹介しちゃいます。

「アディダス円陣タクシー」
まずはじめに最旬のネタから。もはや世界の祭典・サッカーW杯にちなんだ「アディダス円陣タクシー」です。現在東京都心で11台が運行。そのうち4台には、日本代表選手の直筆サイン入り! しかも乗車すると「アディダス円陣手帳」がもらえるそうです。の、乗りたい!
(写真提供:アディダスジャパン/日の丸交通)

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香川選手や清武選手がサインを!



「うどんタクシー」
お次は香川県の琴平バスが運行する「うどんタクシー」。まず目につくのは黒塗りボディの上にサンゼンと輝くうどんのドンブリ。しかもよく見ると、ここまで作りこむ必要あったのか、ってくらいリアル……。
乗務員は社内で筆記試験やうどん打ちの実技に合格した“うどんマエストロ”。うどんのあらゆる質問に答えられるのはもちろん、希望があれば地元民しか知らない隠れた名店にも案内してもらえるそうです。
(写真提供:琴平バス株式会社)
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エビ天から薬味まで完全再現。コレ、普段は見えないですよねえ



「痛タクシー」
3つめは北海道・札幌の「痛タクシー」です。2012年から始まった長栄交通の「痛タク」プロジェクトですが、きっかけは「洞爺湖マンガ・アニメフェスタ2012」の応援企画で、イベントのキャラをラッピングしたことから。恥ずかしいって? いえいえ、アニメ・マンガは日本が世界に誇る独自文化なんですよ! 現在は9代目と10代目が運行中ですが、今回は歴代痛タクシーの一部を掲載します。
(写真提供:長栄交通株式会社)
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記念すべき1号車。「洞爺湖マンガ・アニメフェスタ2012」のマスコット「花代美湖」ちゃんを採用

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6代目は札幌ご当地アイドルのフランチェスカちゃんでフルラッピング

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10代目は札幌市のゆるキャラを採用した「コアックマタクシー」



「戦国無双タクシー」
北の痛車に対して、南の熊本ではチョイ硬派な戦国武将がタクシーを彩ります。コーエーテクモゲームスの人気ゲームタイトル『戦国無双』のキャラとコラボした、熊本タクシーの「戦国無双タクシー」。地元ゆかりの加藤清正や宮本武蔵が現代風にアレンジされております。
(写真提供:熊本タクシー株式会社)
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加藤清正

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宮本武蔵

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細川ガラシャ



「オープンハイヤー」
お次は東京・上野から。アメリカンでセレブな雰囲気を楽しめる「オープンハイヤー」です。イベントなどのほか、飲み会の帰りとかにも使えるそうですよ。これで壇●みたいな大人の女性と、湾岸道路を流したらいい気分でしょうなあ。
(写真提供:ユナイテッド・キャブ株式会社 )
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「金のフジタクシー」
最後は実に名古屋らしい? 「金色のタクシー」です。市内を走る何千台のタクシーのうち、マッ金キンなのはこの1台だけ。これ捕まえた人はかなり強運なんじゃないでしょうか。ちなみに乗ったら「乗車証明書」ももらえるそうです。
(写真提供:株式会社フジタクシーサービス)
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名古屋城・金のシャチホコをバックにパチリ


いかがでしたでしょうか?
どれも強烈かつ興味深い車ばかりで、その土地を訪ねたときの新しい楽しみになりそうです。
眺めるだけでもおもしろい「ご当地変り種タクシー」、今後スタンダードな観光資源になるかもしれませんね。

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