パチスロ勝利の隠し味
第6回「勝てるお店の旗印」


みなさん、恋、したことありますか?

ふとした出会い、ちょっとしたキッカケから気になり始めて、「あれ? コレ、好きじゃね? もしかして俺好きじゃね?」みたいなね、そんな淡い恋ですよ。
そしてね、意中の人の表情だったり仕草だったり、声色だったり。一昨日むこうから連絡来たから、今日はこっちから電話してみる!? なんつって、どうなの? あるの? ないの? みたいな探りを入れながら、2人の距離を計るわけですよ。

あぁー! 楽しい!そういう時期が一番楽しい。楽しいけど、難しいわけ。コレが出たからGOサインみたいなね、そんな展開はなかなかないわけ。相手がスーパー大胆で、もう「部屋に呼ばれて行ってみたら相手真っ裸ですけど」みたいな、そんな人はなかなかいないわけです。

とーこーろーが!
パチスロでなら、ある。

パチスロにも、今はいろいろなタイプがございますから、なかなかそういう相手を探し出すのも難しいわけですが、ノーマルタイプと呼ばれる「ボーナスのみで出玉を増やすタイプ」の台。コレにはね、仕事終わりにホールに行ってみたら真っ裸ですけどパターンが、ある。ハイハイどうぞどうぞ勝っちゃってパターン、ございます。

みなさんもご存知でしょう。そんなノーマルタイプ機種の代名詞が、リール左下にギザギザの「GOGOランプ」を掲げる『ジャグラー』シリーズなわけです。本日はですね、『ジャグラー』シリーズを題材に、勝利の隠し味を、いや、パチスロ恋のGOサインをお届けしたいと思います。


まず第一に。勝つためにやることはいたってシンプル。「なるべく高い設定をなるべく長く打つ」、コレでございます。これはどんなパチスロにも通ずるわけですが、ノーマルタイプにおいては唯一無二と言っても過言ではございません。ハイ、それではここで今ホールで一番設置台数の多い『ニューアイムジャグラーEX』のボーナス確率を見てみましょう。

ジャグラー
ニューアイムジャグラーEX (北電子)

確率表


なかには「知っとるわ!」という方もいらっしゃるでしょう。『ジャグラー』シリーズの設定推測には“REG出現率”がカギなんですね。一番下の設定①と一番上の設定⑥の数値を比べた時に、BIG出現率よりも明らかにその差が大きいからです。
つまり、REGをたくさん引いてる台は高設定の可能性が高いわけ。それじゃあ本コラムのスローガンでもあります「PAYOUT100%を超えて行こうぜ!」となった場合、超えなければならないラインが、設定③と設定④の間に引いてあるわけです。PAYOUTが100%を超えている設定④以上を打てば、『ニューアイムジャグラーEX』は理論上プラス収支を残せるわけですね。

それではさっそくとホールにおもむきまして、データカウンタを見て回って、REG出現率が 1/310 の台が空いている、としましょう。「コレは設定④より上だから打ってもいいかな?」「いいともー!」となるのはちょっと待って、と。
ここでシェフ松本が隠し味を注入させてもらうから。その台、もちろん設定④以上の可能性がございます。だがしかし、それと同じぐらい、設定③以下の可能性もまだまだガッツリ残っているんです。

“確率”というのはですね、ブレるわけです。良い方にも悪い方にも同等に。遊技ゲーム数を重ねれば重ねるだけ、そのブレは小さくなっていくわけですが、ジャグラーを開店から閉店まで回しても9000ゲームから10000ゲームでしょう。このぐらいの試行ゲーム数では、1/300前後の抽選確率の結果なんて、ブレて然るべきなのです。

つまり、まだ危ういわけですよ。相手はまだ余裕で服着てるわけです。なんなら普通に、そこそこの距離を保って、玄関先で用件を済まそうとしてるレベルなわけですよ。

じゃあ、だ。その「確率のブレ」を考慮して立ち回る心構えとは? 僕が実際にジャグラーを打つうえでの心構えがコレだ!
「設定④は狙わない。ただし設定⑤⑥を狙ったうえで、結果的に設定④を打つのはオーケー」

つまり、設定④くらいのデータの台だったら打たない。⑤⑥クラスのデータではじめて座ってヨシ! ということ。目の前にあるジャグラーの確率数値が、上にブレている台を狙って立ち回るわけです。それにより③以下の台に座ってしまうリスクを軽減できます。

じゃあ、ですよ。まずそんな台がある店を探さなきゃならない。その際の決定的な手がかりがあるんです。今日のキーワード「確率は上にも下にもブレる」。これを頭に入れておくと、見えてくるんです。本当に設定⑤⑥を入れている店かどうかが。最高設定の⑥だって、ヒキ負け(確率よりも引けないこと)てしまうことがあるように、ヒキ勝ち(確率よりも引くこと)があって然り!

本当にお店が設定⑤⑥を投入していれば、⑤⑥っぽい数値の台があるだけじゃまだ足りない。それを遥かに凌駕する、いわば設定⑦や設定⑧(実際にそんな設定はないけれども)みたいな、飛び抜けた数値の台が出てくるハズなんです!

たとえば、BIG・REGの合成確率が 1/120とか、あるいはもっといっちゃって 1/100とかの台ですね。⑥の合成確率 1/134.30が上にブレたら全然ありえる数値です。逆にね、①の合算確率 1/176.17がどんなに上にブレても 1/100なんてなかなかなりませんから。

そう、それが「呼ばれて行ったら真っ裸」状態、「どうぞ勝っちゃって」のGOサイン。だって見るでしょう? 「設定①だとしても当たらなすぎるだろ……」って台。それと同じように「設定⑥でも当たり過ぎだろ!」って台が出てきて当然なんです。本当に設定⑥が入っていれば、ね。

というわけで、今回はジャグラーのGOサインのお話でしたが、こういうノーマルタイプにしっかり設定を使う店ってのは、他の機種も期待できることも多いのであります。店の「やる気」を計る指針としても、今回の隠し味はうってつけ! 台の設定を見透しつつ、店長のやる気も見抜いちゃってちょうだい! 目印は「仮想設定⑦⑧」だ! 

あ、気になる異性の恋心は各自でなんとか頑張って。
ほら、そっちは僕、専門外だから。

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