データ予想 須田鷹雄
前走OP特別のピオネロ本命



2006年からハンデ戦となったラジオNIKKEI賞。2~3歳戦では唯一のハンデ戦でありファンも戸惑うところがあったが、すでに8回が終了して、ある程度データも蓄積されてきた。

一番特徴的なのは、前走重賞組がさほど強くないことだ。「21234」で回収率が単41%・複54%と、かなり低調である。どうしても人気になってしまううえに馬券に絡む頻度が低いのでは、回収率は伸びようがない。

ただ、この前走重賞組については、前走10着以下の馬が「00120」と足を引っ張っている面があり、前走がひと桁着順の馬なら「21114」でそう悪くない。ハンデが55キロ以下で収まる馬なら、さらに有力度は増す。

前走オープン特別組は前走5着以内だと「0429」だが、6着以下だと「01012」。前走掲示板以内かどうかがボーダーラインだ。

前走1000万条件組と500万条件組では意外なことに前者のほうが穴になりやすい。500万条件組は前走が1着であることがほとんどで、勢いがあるように見え、人気にもなるからだろう。馬券的には1000万条件組のほうがおいしい。

ちなみに、距離延長となる前走500万条件組はかなり苦しく、前走は芝1800メートル以上であることが望ましい。ヒモ馬の2択3択に迷ったときにはこれを基準にするとよい。

以上を踏まえ、今年の想定馬からまず前走重賞組を探すと、ショウナンワダチがNHKマイルC10着でウインマーレライが青葉賞8着。常識的には前者だが、データにこだわるなら後者が○、前者は△としたい。ウインマーレライの場合は適距離に戻るというプラス材料もある。

オープン特別組には白百合S2着の◎ピオネロがおり、これが軸でよいだろう。ちなみに青葉賞では○に先着している。スイートピーS4着のカウニスクッカはその前走ができ過ぎの感があるので△までだ。

この原稿を書いている時点で前走1000万条件組の想定馬がいないので、▲は500万条件組から。先述したように距離延長組は不利な傾向にあるので、前走同距離の▲ハドソンヤード。先行できるようになって成績も良化したので、福島コースにはちょうど合いそうだ。

★にオウケンブラック。この馬も前走のように、道中3番手あたりから競馬をしてほしいところだ。


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