フグと同じ猛毒のテトロドトキシンを持ち、噛まれると死ぬ可能性もあるヒョウモンダコが島根県など日本海側で見つかったことがわかった。ヒョウモンダコはもともと暖かい海に住む生き物。関東では千葉県が北限と言われていたが、温暖化により海水温が上昇したためか、近年生息域が拡大している。

ヒョウモンダコは身の危険を感じると毒を含んだ唾液を吐いたり、相手に噛み付いて毒を注入する。この毒が体内に入ると呼吸困難につながる麻痺を引き起こし、酸素不足から死に至ることもあるという、危険な生物なのだ。
基本的に浅瀬に住んでいるので、海水浴場で見つかることも多い。危険を感じると、ヒョウ柄のような青い輪を浮かび上がらせるので、他のタコとの区別は容易。もし見つけたら、絶対に刺激をしないように。

ちなみに神奈川県の新江ノ島水族館では、生きたヒョウモンダコを見ることができる。海で出会った時のために、ここで特徴をよく覚えておくとよいだろう。

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