女優の仲里依紗や音楽プロデューサーのヒャダインもアカウントを乗っ取られるなど、日本中で被害が拡大しているLINEのアカウント乗っ取り。
「大変だな~、面倒だけどパスワード変えたほうがいいのかな~」なんてのんきに構えていたところ、キタキタキマシタヨ! 記者のところにも乗っ取られた知人からのメッセージが来ましたよ!

メッセージが来たのはつい3日前その知人がLINEで送ってきたのは初めてだったため、なにかと思ってメッセージを開くと、ん? どこかで見たことがある文面。

「何してますか?忙しいですか?手伝ってもらってもいいですか?」

おおッ、この怪しげな日本語はおそらく乗っ取り詐欺! これは緊急事態と、乗っ取られたであろう知人に電話で知らせるいっぽう、乗っ取りと確認するために、まず会話を試みた。
LINEの乗っ取りとは、アカウントを第三者が乗っ取って本人になりすまし、ウェブ上で使えるウェブマネーをだまし取るというもの。返事を返してみると案の定、この犯人もウェブマネーを要求してきた。

「近のコンビニでWebmoneyポイントカードを買ってもいいですか、10000点のカードを2枚買ってください」

Line01


やっぱり要求してきましたよ、微妙な日本語で。ちなみに乗っ取り犯とのやりとりで「天安門事件」と返すと、即座に接続が落ちると言われている。これは恐らく犯人が中国国内にいるため、「天安門事件」など中国の検閲対象のワードをやりとりすると、すぐに見つかって接続が遮断されるかららしい。
ちなみに記者も「天安門事件」と返して本当に遮断されるのか試そうとしたのだが、間抜けな質問が不審に思われたのか、すぐにログアウトされてしまった。

Line02


ちなみに知人は乗っ取られたことに気づき、すぐアカウントを削除したため、被害者は出なかった。これまでにLINE乗っ取りでの被害額は600万円。これを防ぐためには、まず不審なメッセージが来たら、まず相手に電話などライン以外の方法で連絡をとって本人か確かめるのがいいだろう。また自分が乗っ取られないため、他のサービスと同じパスワードを使っていたら、変更したほうがいいだろう。みなさまもお気をつけて!

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