日本ハムの大谷翔平(20)が2年目の今季、完全に"覚醒"した。

「投げては、時速160キロの豪速球を武器に、チームトップの9勝1敗で防御率は2・23(以下、前半戦終了時)。与四球も少なく、奪三振率は先発投手では全球団トップの10・86と堂々たる成績です。打っては、2割8分2厘と3割に満たないものの、長打率4割9分6厘、得点圏打率3割5分7厘のデータが示すように、パワーがある上にチャンスにも強い」(スポーツ紙記者)

1年目こそ中途半端な成績に終わったが、今シーズンは投手に重点を置いた起用法で絶好調。

「前半戦そのままの勢いでいけば15勝も可能です。ダルビッシュでさえ、2年目は12勝5敗で防御率は2・89。松坂の14勝(7敗)超えも射程内です」(前同)

オフの筋トレによって体が一回り大きく、特に腰回りが太くなった大谷。それは"打者・大谷"にとってもプラスに働いているようで、「まるで、イチローを大型にしたような柔軟性のある体で、どんなコース・球種にも対応できている。あのイチローだって才能が花開いたのは3年目ですからね」(全国紙運動部記者)

安打のセンスもだが、長打の素質もすばらしい。「ソフトバンクの王貞治会長は"日本人で僕の本塁打記録を破れる素質があるのは大谷"と周囲に漏らすほど。あの超高校級の清原の2年目ですら、ここまでの評価はされていません」(球団関係者)

野球評論家の橋本清氏も大谷を絶賛する。

「本当に特別な選手。打者に専念すれば、かなりの記録を出せるでしょうし、投手に専念すれば、もっと勝ち星は稼げるでしょう。しなやかで柔らかい自然な投球フォームがすばらしい」

そんな大谷を、虎視眈々とメジャーが狙っている。

「大谷はプロ入り時に"将来のメジャー挑戦"という"密約"を交わしていると言われています。早くてプロ5年目となる3年後、遅くても5年後には、"メジャー大谷"というのが球界の常識です」(夕刊紙記者)


さらには球団の"そろばん事情"もある。

「日本ハムはシビアに収支のバランスを重視する球団。現在1500万円の大谷の年俸が倍々で上がっていけば5年目には1億円に。2億円を超えると危険水域と言われていますから、そうなれば……」(球団関係者)

3年後にはメジャー!?

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