「ウソのようなV字回復。本当に一人のスターで流れは変わる、と協会内では話しています」(全国紙相撲担当記者)
開催中の大相撲名古屋場所は、場所前から連日大フィーバー状態だった、と語るのは専門誌記者だ。

「チケットは前売りの時点で前年比35%増。金額にして3000万円以上の売り上げアップでした。ここ数年低迷がささやかれていた角界にとって、久しぶりのいいニュースでしたね」

その立て役者が、まだ23歳の若武者・遠藤。

甘いマスクとアマ横綱という華麗な経歴で、女性を中心に圧倒的な人気を誇っている。名古屋場所の大入りも、「石川出身の遠藤の(中部・北陸地方の)ご当地場所であることも影響している」と、千賀ノ浦名古屋場所担当部長が明言した。

「たしかに人気は段違いですね。場所直前に行われたイベントでも、稀勢の里、琴奨菊の両大関を差し置いて、遠藤の前にだけファンが長蛇の列を作っていました」(前出・全国紙記者)

ところが、出る杭は打たれるのが世の常。

"アイツをやれ!"という"遠藤潰し"の黒い包囲網結成の動きが出ているのだ。

「若くてイケメンで超エリートの力士なんて、嫉妬の対象以外の何者でもない。貴乃花親方が貴花田時代に、他の力士たちから壮絶なイジメを受けたのとよく似ています」(前出・専門誌記者)

入幕わずか3場所で懸賞金総獲得数が100本を超え、貴花田の所要5場所の記録を上回った遠藤。

「実力はありますが、やはりケガが怖い。新入幕の昨年九月場所でも、いきなり左足首を痛めましたしね。名古屋場所でも、序盤から負けが先行しています」(スポーツ紙記者)

他の力士が包囲網を組んで潰しに来れば、いくら相撲エリートでもひとたまりもない。

体調不良で名古屋場所を全休した貴乃花親方も気が気じゃない!?

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