「右翼」、「左翼」という言葉は、使い方で意味が変わってきます。たとえばスポーツの話で使われるときは守備位置や方向を指すだけで、深い意味はありません。

しかし、政治の話に出てきたときは、少々キナ臭い感じになってきます。

政治用語としての右翼は、伝統的な体制や価値観を維持しようとする保守勢、左翼は変化を目指す革新勢力となり、両者は当然、対立関係にあります。

立場の違う者を右と左に分け、この言葉ができるきっかけを作ったのは18世紀のフランス。革命後の国民議会で、議長から見て右側に王制を守りたいグループ、左に壊したいグループが陣取ったことから、右翼=保守、左翼=革新のイメージができ上がったようです。

また「最右翼」という言葉がありますが、これは政治とは無関係。全体の中で最もすぐれたものという意味です。

この言葉の故郷は日本。成績のいい順に右から並び、トップが右端に立つという、かつての習慣からできた言葉だといわれています。

さて、そんな習慣があったのは、どこ?

1.学校
2.役所
3.相撲界

答え :1

出題:浜川卓也

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