分煙、禁煙と、愛煙家にとっては厳しい社会環境が続くなか、さらに追い打ちをかけるような調査報告が出されました。

日本たばこ産業(JT)が、今年5月に全国の男女3万2千人(有効回答率60.5%)を対象に調査したところ、1965年から喫煙率の調査を始めて以来、喫煙者が過去最低を更新したとのことです。調査によると、現在、喫煙者は全体の19.7%。つまり今の成人の10人のうち、8人はタバコを吸ってない、という計算になります。

ちなみに喫煙率がピークだった1965年当時は、喫煙者は調査数全体の49.4%。実に2人に1人がタバコを吸っていたことになります。減少の原因はさまざまですが、健康意識の高まりや、たびたび行われたタバコ税の増税が挙げられます。

特に顕著だったのは2010年10月1日のタバコ税大増税時。周囲では「もう小遣いが続かないからヤメる」という声もよく耳にしましたし、苦し紛れの(?)電子タバコや禁煙パッチなんてものが流行りました。

さらに今年は、4月に消費税が5%から8%に上がりました。タバコも例外ではなく10円~20円の値上げ。お金のない我らサラリーマンにはキツい仕打ち……。これでは喫煙率の低下に拍車が掛かろうというものです。

もちろん、タバコが体にとって有害であることは事実です。ヤメるに越したことはありませんけれど、それでもヤメられないのが愛煙家。「1箱1000円になったらヤメる」なんて人もいますが、もしホントにそうなったとしたら、さすがにヤメざるを得ないかも……ですね。

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