国際自然保護連合において最も絶滅の恐れが高い絶滅危惧種IA類に分類される「チチュウカイモンクアザラシ」に、とんだ災難が降りかかった。

クロアチア北部のイストリア半島ゴルダン湾のビーチで、マケドニア人の男(56歳)が殴りつけるという事件が起きたのだ。幸い、このアザラシは浜辺から海へ逃げて無事だった。

逮捕された男は、クロアチア当局から罰金210ユーロ(約29000円)を課され、国外追放及び、5年間のクロアチアへの入国禁止となっっている。

「チチュウカイモンクアザラシは、大西洋の一部と地中海にのみ生息している絶滅危惧種です。生き残っているのは300頭~500頭ほどだといわれています」(海外の生物関連に詳しい記者)

なぜ、男がこのような奇行に走ったか、犯行動機は明らかにされていないが、この事件を通じ、絶滅危惧種や動植物との共存共栄への警笛として、改めて考えるべきなのかもしれない。

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