「国民的番組として、かつては最高視聴率81・4%を記録したこともある紅白歌合戦ですが、近年は40%を超えるのがやっとのことも。"サブちゃん引退で紅白は死んだ"という声さえ聞こえてきますよ」(テレビ誌記者)

昨年の大晦日、77歳の北島三郎が、連続50回出場の節目をもって紅白を引退。

紅白の形が変わりつつある中、番組関係者は打開策を求めて駆け回っている。

「去年は、オープニングから"あまちゃん"一色で、2003年以来となる視聴率44%超を記録しました。これに味を占めたNHKは、今年は、"アナ雪"を目玉企画として考えているようです」(夕刊紙記者)

"アナ雪"とは、ご存じ、アニメ映画『アナと雪の女王』のこと。

「主題歌などを収録したサウンドトラック盤も絶好調で、8月4日付週間ランキングも4位。映画サントラ史上初の20週連続トップテン入りの快挙を達成しました」(音楽業界関係者)

今年最大のヒット曲となった主題歌『Let It Go』は、早くも紅白内定済み。その日本語版『ありのままに』を歌うのは――。

「松たか子です。今、テレビでは"MayJ."。が歌いまくり、必死のアピールをしていますが、NHKの本命は、雪の女王・エルサの吹き替え役で劇中歌も披露した松です。紅白で、松たか子版の"テレビ初公開"を画策しているようです」(テレビ誌記者)

松が歌手の目玉ならば、審査員の注目は吉高由里子だろう。

「主演を務める朝ドラ『花子とアン』は高視聴率をキープしていますし、審査員として、ドラマの演技とは違う、不思議ちゃんキャラで盛り上げてくれるはずです」(芸能記者)

その『花子とアン』で共演する仲間由紀恵も、通算5度目となる紅白の司会起用が濃厚だという。

「それを証明するように、仲間は、"夏の紅白"と称される『思い出のメロディー』(8月9日放送)の司会に抜擢されています」(前同)

と、"花子とアナ"で話題作りに必死のNHKだが、さらなる"秘策"も用意されているようだ。

「ド派手衣裳の演歌女王、小林幸子の復帰ですよ。11年まで33回連続出場を果たしていた小林ですが、12年、事務所社長と経理を担当していた専務を解雇した"お家騒動"のゴタゴタもあり、その記録も途絶えました。ただ、その泥沼劇もようやく収捨がついたようで、今年、電撃復帰が内定しているという話です」(芸能プロ関係者)

全出演者の発表は、例年通りならば3か月も先の11月下旬。日本一早い紅白歌合戦裏事情レポートでした。

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