国が違えば、文化や風習も違うもの。当然、定められている法律も千差万別だ。
「えっ、そんなことで違法になっちゃうの!?」
と、日本の常識では考えられないアンビリーバブルな法律の数々を一挙に紹介!

◎チューイングガム厳禁(シンガポール)
街の美化に厳しいことで知られるシンガポール。吐き捨てられたガムの清掃コストが高いなどの理由で、ガムを噛むことはもちろん、製造や販売、旅行者の持ち込みも禁止。持ち込んだことが発覚すると、最高で1万シンガポールドル(約80万円)の罰金!

◎麻薬の売買で斬首(サウジアラビア)
イスラム圏の中でも麻薬犯罪に厳しいのがサウジアラビア。薬物を使用すれば終身刑。さらに麻薬売買に従事した者は斬首刑または絞首刑。首を切断されたくなければ、絶対に麻薬に手を出してはいけない。

◎鳩にエサをやれば罰金刑(イギリス)
ロンドンにあるトラファルガー広場は年間3000万人が訪れることで知られる観光名所。しかしこの広場、4000羽以上の鳩が住みついていたこともあり、フンの清掃代だけでも年間約2000万円かかることから条例で鳩へのエサやりが全面禁止に。もし違反すれば、罰金刑になるので要注意。

◎不貞したら石打ちの刑(ブルネイ)
東南アジアのイスラム教国ブルネイでは、国王が今年の5月からシャリーア(イスラム法)に基づく厳しい刑罰を盛り込んだ新刑法を施行することを発表。もしも婚外性交渉や同性愛を行うと、死亡するまで石を投げつけられる「石打ち刑」に処されるというから背筋が凍る。

◎窃盗した者は手足切断(アフガニスタン)
同じくイスラム教国のアフガニスタンでは、窃盗は重罪。二度と盗みをはたらけないように、手足の指や腕などを切断する身体刑に処される。

◎ハイヒールは履いちゃダメ(ギリシャ)
ギリシャを観光する際に注意しなければいけないのは足元。古代遺跡のある場所では、遺跡保護の観点から法律でハイヒールの着用が禁止されている。これは遺跡を傷つけてしまう可能性があるからで、女性は要注意。

◎小銭だけでの買い物はNG(カナダ)
観光でカナダを訪れてお買い物。そしていざ支払い……というときには注意が必要だ。というのも、カナダには10ドル以上を硬貨のみで支払うことを禁じた法律が存在する。これは、硬貨の製造コストが高いために制定された法律だとか。

◎車のヘッドライトを消していたら罰金(デンマーク)
デンマークでは事故防止のため、昼間でもヘッドライトを点灯して運転することが義務づけられている。もしも現地で車を借りて、これを知らずに運転すると、罰金を徴収されてしまうことに。

◎外国人にも適用される「反LGBT法」(ロシア)
同性愛者やレズビアンなど、マイノリティに厳しいことで知られるロシアでは、2013年に反LGBT法が成立。LGBTとはL=レズ、G=ゲイ、B=バイセクシャル、T=トランスジェンター(性同一性障害)のことで、18歳未満の未成年に対して自分がゲイであることを話すなどした場合、罰金刑に。これは外国人にも適用される。

◎家の中で裸になってはいけない(シンガポール)
風呂上がりはしばらく裸で過ごすという人も多いだろうが、これをやるとポルノ行為の一種と見なされてしまう可能性がある国も。シンガポールでは、自宅の窓際やバルコニーなど、他人に見えてしまう可能性のある場所で裸になると2000シンガポール(16万円)ドル以下の罰金、もしくは3カ月以下の禁錮刑(またはその両方)を課されるケースも。

◎昆虫採集したら厳罰(トルコ)
夏休みの宿題として昆虫採集した方も多いだろうが、トルコでは無闇にやってはいけない。国内に自生する植物や生息する昆虫などを無断で採取すると、たとえ違法の認識がなくても厳罰に処されてしまう。

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