美和 あらっ!?先生日焼けされてませんか?? なんか、お顔が一回り小さくなった感じで、精悍な顔つきですよ!


宗男 ん・・・。ちょっと秘書たちと、散歩にね。

美和 お散歩!?

記者 草刈りですか?(笑)

美和 んん? ああっ!ゴルフですね?(笑)

宗男 昨日は雨が降らなかったよな~。(秘書の方に向いて)


美和 健康的でイイですね! では、そんな宗男先生に本日のご相談です。

~会社員 35歳 男性の方からのご相談~
鈴木宗男先生、はじめまして。私は妻と2歳になった娘がいます。娘はとてもかわいいのですが、休日は自分の趣味の時間を持ちたいと思っています。(休日は午前中から昼過ぎまで娘、妻と一緒に過ごすのですが、その後はひとりで出かけています)最近妻が、もうそろそろ休日の過ごし方を考えて直してほしいとうるさく言ってきます。でも、僕もドライブもしたいし、ショッピングもしたいし、映画鑑賞もしたいのです。どう思われますか? 僕は間違っているのでしょうか?

宗男 この相談者の方の身勝手さがよく見えますね!(呆れた顔で)休日は、奥さんやお子さんと時間を共有すべきです!!


美和 家族と一緒の時間って、一生のうちで長いようで短いかもしれません・・・。

宗男 私が「家族との時間を取りなさい!」と、このご相談者の方に言いますと、女房に「あなたは何もしなかったのに人の事言えますか?」と怒られそうですが(苦笑)。でも私自身振り返って、家族といた時間が少なかったなと反省しております。

美和 でも宗男先生の場合は、この相談者の方のように遊びに行ったりしてご家族と一緒にいる時間が少なかったわけではなく、あくまでも政治活動が忙しくって家にいなかったんですよね?

宗男 そうですね。この相談者の方の年齢の35歳と言えば、私は代議士に当選したばっかりでしたから、あくまでも地元(選挙区)優先で家族とはほとんど一緒にいませんでしたねぇ。女房は女房で、他の所を走り回ってくれていて・・・。ショッピングや映画なんて考えた事も無かったですよ。(しみじみと)

美和 でも、家族といえども夫婦は他人ですから、そんなにベッタリいても良くないのではないでしょうか?


宗男 駄目ですね!(キッパリと)

美和 すみません(汗)。

宗男 なんでこの相談者の方は、一人でドライブや映画鑑賞したいんですか?家族みんなで行けばいいじゃないですか。

美和 あ、確かに!

宗男 この方も、そこが“頭に虫が入ってます!”


美和 でました! 宗男先生お得意のフレーズ!!(笑)

宗男 私は、政治家を志して35歳の時に代議士になった。政治家たる者、人並みの幸せを 求めてはいけないという信念がありますから、しゃにむに働いた!しかしこの相談 者の方は会社員ですから、家族との時間をもっと大切に考えて頂きたい。

美和 違う角度からの話なんですが、今休日が増えたじゃないですか?私は反対なんですね。最近は、「働くウィークデーより余暇を大切にするマインドが素敵」という風潮があります。

宗男 勤勉性を主としてきた日本に、勤勉性というものが消えてしまった一つの原因です。政治の間違った判断でしたね。夏やお正月にまとめて休みを取るというのは、賢明だけれど、今の連休の制度はよくない。365日週二日休みますと、休日は100日以上です。これに祝日が加わると、1年の1/3が休日ですよ!これでは日本がますます悪い方向に向かいます。教育面で言っても、土曜日を半ドンから休みにしてしまったあたりから学級崩壊が始まりましたね。

美和 宗男先生は、かつて自民党にいらした時、3連休の増加などを推進してた方の立場だったのではないですか?

宗男 私は反対論者でしたよ!3連休は、モノカネ優先の社会を加速してしまいました。私が声を大にして言いたいのは、「成人式」や「敬老の日」など、決まっていた休みの日を動かしてまで連休にするなんていうのは言語道断です!!その祝日の意味合いが全く薄れてしまう。「体育の日」は10月10日に固定せんといかんですよ!!!(興奮のあまり机をたたく)


美和 同感です。“日本人の心”が失われていく。。

宗男 祝日は、元々日本の文化に根ざしたものですよ!そして、その休日を家族と有意義に過ごしていく事が、後々この相談者の方の糧となって行きます。一人で出かけようなんてことは考えない!!

美和 本日の回答は、休日の意味を思い起こしつつ、家族一緒に過ごそう!ということですね。

宗男・美和 一件落着! 困った時は「ムネオ先生に訊け!」

鈴木 宗男(すずき むねお)プロフィール
1948年1月31日生まれ
政治家。北海道出身。拓殖大学政経学部在学中より、故・中川一郎元衆議院議員の秘書を務める。1983年に自由民主党より出馬し、衆議院議員に初当選。防衛政務次官、外務政務次官などを務める。
また1997年には国務大臣として北海道開発庁長官、沖縄開発庁長官を歴任。2002年に自民党を離党。
2005年には新党大地を結成。代表となり、その年衆議院議員に返り咲く。防衛・外交の論客として鳴らす一方、その人情味溢れ、愛されるキャラクターは、歌手の松山千春をはじめとしてシンパが多数。ムネオの愛称でも知られる。
娘は衆議院議員の鈴木貴子。

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