天気予報では「晴れ」と言っていたのに、当日になると雨が降った。この場合は明らかに、予報が外れたということになります。
しかし、当たりなのか外れなのか、よくわからないこともあります。たとえば晴れの予報で、雲が多めに出たときです。
晴れと曇りの境界線はどこにあるのでしょうか。
気象庁の基準では、晴れと曇りを分けるのは「雲量」。観測できる空全体を10としたとき、その中に占める雲の割合がどれくらいあるかで判定します。
その判定に使われるのは、人間の目です。衛星のデータなども参考にはしますが、決定を下すのは観測者の感覚。太陽が出ているか隠れているかは関係なく、あくまでも雲の量が判断基準になります。
では、気象庁が「曇り」と判定するのは、空の何割が雲におおわれているとき?
1.5割以上
2.7割以上
3.9割以上
答え :3 空の8割が雲に覆われていても、観測上は「晴れ」と記録される。
出題:浜川卓也