アメリカのOM Audioは空中に浮かぶ球体スピーカー「OM/ONE」を今月12日(米時間)に発表した。製品化のための資金を募集したところ、わずか数日で予定していた10万ドルの数倍の資金が集まっているという。この独自のクラウドファンディング(不特定多数の人がインターネット経由で出資)は、製品HPに出資者の名前が掲載される1ドルから、商品購入の179ドル。さらに開発者とディナーができる3000ドルまで。

OM/ONEはBluetooth 4.0対応のワイヤレススピーカーで、スピーカーユニット部「Orb」とベースユニットで構成される。



ユニークなのはこのOrbが電磁石の仕組みで、ベースユニットの上3cmのところに浮いたまま音を発するところだ。Orbは直径9.1cm、重量340g。バッテリー(連続15時間動作)を内蔵して単体でもスピーカーとして利用できるほか、マイク入力も備えている。ベースユニットは直径16cm。12V給電で動作し、OrbをUSB充電するためのポートも備える(電磁式にワイヤレス給電するわけではない)。単体ではモノラルスピーカーだが、2個セットで購入することでステレオスピーカーとしても利用可能。出荷は2014年12月から開始される予定だ。
資金調達は、すでに目標額を達成しているが、9月末まで募集しており、OM/ONEを1個購入するための最低金額は179ドル、2個組で329ドルになっている(米国外への発送は1個あたり送料20ドル、いずれもオリジナルTシャツが付属)。この機会に出資を兼ねて購入してはどうだろう。

「OM/ONE」=http://www.omone.com/om-one

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