"泥酔キス写真"の処分次第

前出の浅川氏は、「橋本氏は常に入閣候補と言われながら、これまで涙を飲んできました。文科相が兼務していた五輪担当特命相が分離されることもあり、そのポストへの入閣は確実と見られています」

ただ、「同議員の父親が経営の会社で金銭トラブルが発生。現在、身体検査結果待ち」(前出・参院中堅議員)との声や、「フィギュアスケートの髙橋大輔選手との"泥酔キス写真"が報じられたため、処分次第」(夕刊紙デスク)との意見も。

一方、党三役のうち高市早苗政調会長と野田聖子総務会長の2人は、交代必至で無役かと囁かれていたが、「高市氏の芽が復活してきました。政調会長を失点なくこなしたということが評価(!?)されたようです。本来であれば、実績が欲しいところなんですが……。今、彼女は"安倍ガールズ"最大のイエスマン。そんなところが加味されての初入閣でしょう」(前出・鈴木氏)

また、浅川氏は、「自民党には、"党三役ご苦労賞"という暗黙のルールがあり、党三役を務めた後は閣内に横滑り。今回も、それが高市氏に適用されての入閣と見られています」

この高市氏は、経済が専門。関連の重要閣僚への就任も濃厚だという。
「いきなり要職というのも荷が重いと周囲は見ており、厚労相あたりの入閣が有力視されています」(前同)

もう一人の党三役である野田聖子総務会長は先日、月刊誌『世界』のインタビューで、安倍首相の悲願であった集団的自衛権の憲法解釈変更を閣議決定したことに、堂々と異議を唱えた。
「これが、首相への反旗と見なされ、今回の改造から外されるとの見方が有力」(前出・ベテラン記者)

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