図書館で手と手が触れ合い…
――なるほど。
川村 それであの日、初めて履いたんです。そうしたら、たまたま司会者の方が、「スゴくセクシーな衣装ですけど、下に何か履いているんですか?」って聞いてきたから、「履いてます」って見せたっていう。
――いくら"見せパン"でも、普通は、スカートをめくってまでは見せないと思うんですけど(笑)。
川村 私、その辺りの感覚が、ちょっとズレているかもしれないんです。
――ズレているでしょうね。普段から"生パン"なわけですし。
川村 なんか、普通のパンティを見られるなら、お尻を見られたほうがいい――みたいなところがあって。
――えぇ~?
川村 ミニを履いてるときに階段を上っても、Tバックを履いてるなら、見られてもそこまで恥ずかしくないけど、普通の三角のパンティだったら恥ずかしいとか、そういう感覚もあって。
――えええぇ~~?
川村 海外では、できるだけ布が少ないほうがTバックは格好いいみたいなこと言うじゃないですか。
――そ、そうなんですか? 初めて聞きましたよ!
川村 それに近いと思うんですけど、違うかな(笑)。
――そうだとしても、ここは日本ですから、間違いなく少数派でしょうね。
川村 アハハ、確かに。
――とにかく、舞台挨拶のときは、何か話題になるようなことを期待しています。
川村 は~い。
――それにしても、川村さん、ちょっと感覚がぶっ飛んでませんか?
川村 言われてみると、けっこう変わった家庭で育ったかも。最近まで、ずっと普通だと思っていたんですけど、"変わってる"って指摘されることが多くて……。
――どんなご家庭だったんですか?
川村 両親が2人とも体育教師なんですよ。
――それは確かに特殊です。
川村 性教育も両親から受けました。何もかも開けっぴろげというか、基本的に恥ずかしいことがないんです。
――なるほど。
川村 しかも、お母さんがアメリカに強い憧れを持っていたので、生活スタイルも、日本っぽくなくて。
――日本っぽくない?たとえば?
川村 まず、家ではお箸を使わない。だから、お箸が19歳まで使えなかったり。
――へぇ~。
川村 あと、食事中に飲むのが冷たいお茶とかじゃなくて、コーラかコーヒー。今は一人暮らしをしていますけど、いまだにビンのコーラをケースで酒屋さんに頼んでいるんですよ。
――どこか日本人離れした顔立ちやスタイルの良さも、そういう生活習慣によって育まれたんでしょうか?
川村 あぁ~、でもそれは遺伝じゃないですか?(笑)
――恋愛事情もアメリカナイズされている?
川村 全然されていないと思いますよ。図書館で同じ本を取ろうとして手が触れ合って……と生まれる恋に、今でも憧れているところがありますから。