急に地面が抜け落ち大きな穴が開くシンクホール(陥没穴)現象が、韓国ソウルの都心部で相次いで発生している。
この6月には国会議事堂前の道路が深さ3メートルほど陥没。7月にはマンション団地前の歩道が2メートルほど突然陥没し、歩行者がケガをした。さらに8月15日から17日にかけて3つの空洞が発見され、16日の空洞などは幅5.5メートル、深さ3.4メートル、長さ5.5メートルとかなりでかい。さらに続けて18日にも新たな地下空洞が5つ発見されたというから、まさに穴だらけ。18日に見つかった空洞は最も規模が大きく、なんと長さ13メートル、深さ2.3メートル、幅4.3メートルもあった。大型トラックもすっぽり入ってしまう大きさだ。

そもそもシンクホールとは、地盤の侵食など自然現象によって地中の空洞化が進んで引き起こされる現象だが、人為的なミスにより空洞化が進む場合もある。ソウル市で見つかったシンクホールは、すべて地下鉄9号線の敷設工事が原因と見られている。
この頻発するシンクホール(陥没穴)現象に対し、韓国のネットユーザーからは自嘲的な声が寄せられている。いくつか挙げてみたい。

「『乱開発』という言葉がぴったり。自然を破壊した代償だ」
「ソウル市民はスーパーマリオじゃあるまいし。穴が空いたらタイミング良く飛べってか?」
「2014年、韓国国民の最大の課題は生き残ること。みんな気をつけよう!」

事態を重く見たソウル市は、近く専門家と共に精密調査を行い、最終的な原因と対策を発表する予定だ。

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