美和 今回、永遠のバトル「嫁VS姑 問題」のご相談が、ついにやって来ましたよ!宗男先生のおウチは、嫁姑関係は如何だったのですか?(ワクワク)

宗男 離れていたから何とも言えませんが、ウチは良好でしたよ(笑)。

美和 奥様の方のお母様と宗男先生は?

宗男 義母は、私にすごい期待をしてくれていましたね。夫婦喧嘩で女房が私に楯ついたときなんかも、お義母さんが女房をたしなめてくれましたよ。


美和 そうですか、それは円満ですね。では、ご相談の方まいります。

~会社員 33歳 女性の方からのご相談~
先生、こんにちは。義母との関係に悩んでいます。結婚当初はやさしい義母だったのですが、私たち夫婦が家を購入し、合鍵を渡さなかったことに腹をたて、手のひらを返したように冷たくキツクあたってくるようになりました。義母はひと駅先に住んでおり、「子供の家に行くのにお伺いをたてていくのはおかしい」「鍵を使って出入りできるのは当然だ」と頑なに主張しています。合鍵は渡すべきなのでしょうか? ちなみに主人も鍵を渡すことを反対しています。

宗男 これは典型的。最近よく聞く話題ですね。

美和 え!? 「嫁と姑」昔からある永遠のバトルでは?


宗男 最近また多いんですよ、このテの話。これは嫁姑問題ではなく、一言でいえば「信頼関係の欠如」です。

美和 昔と違って、冷え切った関係なんですかねぇ。

宗男 私は不思議でなりません。なぜ、自分の親に合鍵を渡さないのか?義理のお母さんだって、お母さんなんですから。その神経が解りません!


美和 でも今は、家に人を招かない人が増えましたよ。友人でさえ家に入れない。。

宗男 いや、他人を入れないのはわかるけれど、旦那さんの親ですよ!?この相談者の方の身勝手さがよく感じられます!!

美和 家が汚部屋なんでしょうかね?(笑)冗談はともかく、この相談者の方は、家に遊びに来るのは構わないですが、合鍵を渡したことで勝手に出入りされることが、ちょっと嫌なんでしょうね。

宗男 信頼関係が無いのが実に不幸です。お義母さんだって分をわきまえています。だまって勝手に来るなんて、考えられませんよ!

美和 目線を変えてみれば、このお義母さんが合鍵を持っていれば、アイロンのコンセント差し放しで外出しちゃったとか、火が消えているか心配なんていう時「お義母さん、家まで見に行っていただけますか?」なんて事も頼めますよね?

宗男 親子の関係というのはそうでなくてはいけませんが、これはまさしく現代の問題です。日本の“核家族”の社会現象の問題をよく現わしたお悩みです。だいたい、親の面倒を見れない人は、自分の子供に対する姿勢もダメですよ!(語気荒く)


美和 宗男先生、今回も厳しいです!

宗男 こういう考え方をしていては不幸ですよ。大事なのは、信頼関係です!もう一度言います。お義母さんだって分をわきまえて、知らない間に家に入ったりしませんから!!

美和 たぶんお義母さんは、合鍵を渡さないというその気持ちが許せないんですね。何か困っている時に自分が持っていれば役に立つという気持ちで「合鍵を」と言ったのかもしれません。それが拒否されて頭に血が上ったのかも・・・。

宗男 万が一、お義母さんがしょっちゅう来たとしても、その時は、ご主人に言ってもらえばいいんです。これが言えないようじゃ、ご主人もちょっと問題ですよ!

美和 では結論をお願いします。この相談者の方は、お義母さんに合鍵を渡すべきなんでしょうか?

宗男 渡してください。この相談者の方にお子さんがいたら、子供の面倒もお義母さんに見てもらったらいいんですよ。今問題になっているような、実績のわからないベビーシッターなんかに怖くて頼めませんよ。お金もかかるし。。


美和 言い方悪いですけれども、お義母さんを巧く利用するという事ですね?

宗男 “自分の愛する旦那”の親を疎ましく思ってはいけません!(きっぱり)ここはひとつ、広い心で合鍵を渡してみてください。お義母さんだって、きっと前のように優しいお義母さんに戻りますよ。

宗男・美和 一件落着! 困った時は「ムネオ先生に訊け!」


鈴木 宗男(すずき むねお)プロフィール
1948年1月31日生まれ
政治家。北海道出身。拓殖大学政経学部在学中より、故・中川一郎元衆議院議員の秘書を務める。1983年に自由民主党より出馬し、衆議院議員に初当選。防衛政務次官、外務政務次官などを務める。
また1997年には国務大臣として北海道開発庁長官、沖縄開発庁長官を歴任。2002年に自民党を離党。
2005年には新党大地を結成。代表となり、その年衆議院議員に返り咲く。防衛・外交の論客として鳴らす一方、その人情味溢れ、愛されるキャラクターは、歌手の松山千春をはじめとしてシンパが多数。ムネオの愛称でも知られる。
娘は衆議院議員の鈴木貴子。

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