競馬新理論 井崎脩五郎
「単純は複雑にまさる」



「フジワラ」という暗号が出た。
8月23日(土)、新潟5Rの新馬戦である。

15番 (ワ)(ラ)ッチャオ

16番 (ジ)ェエルアラモード

17番 (フ)ローリアンヌ

そしてこのレースには、「ムーン」という暗号も出ていた。

5番 ブランダルジャ(ン)

6番 ダイワバーチュ(ー)

7番 ショウナンライ(ム)

ここで、ふと思い出す。確か、平安時代の藤原氏で、望月[もちづき](=満月)の歌を詠んだ人がいたよな。受験勉強のとき、テスト集によく出てきた。そうそう、藤原道長。

「この世をば我が世とぞ思ふ望月のかけたることもなしと思へば」

娘が3人も天皇の妃となり、この上なき権勢の満足感を歌にしたもの。もし、藤原道長やこの歌が、暗号の示すものだとすると、勝つのはどの馬なのか。

出馬表を穴のあくほど見たが、フジワラも、ミチナガも、モチヅキも、それらの文字がそろった枠は一つもなかった。

うーん、解読できん。

やがてレースが始まり、⑥⑦⑤で決着がついた。

ゴール直後に立川末広がやってきて、ムーンはツキ(好運)に通じるから、その3頭の3連複を1点で買ったら、当たったという(2040円)。

「単純は複雑にまさる」というけど、あれはホントだな。

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