8月25日、夏の甲子園で2年ぶり4度目の優勝を遂げた大阪桐蔭高校。偉業を成し遂げた後輩たちに負けじとプロ野球界で大活躍しているのが、同校OBの選手たちだ。

「侍ジャパンの4番を務める中田翔(日)、4度の本塁打王に輝いた中村剛也(西)、咋年打点王を獲得した浅村栄斗(西)、2010年に首位打者を獲った西岡剛(神)などタイトルホルダーがズラリ。大阪桐蔭出身の選手だけで1チームを作れますね」(全国紙運動部記者)

今やプロ野球界を牽引しているのは同校出身の選手たちといっても過言ではない状況だが、また一人、スター候補が現れた。

「西武のドラ1ルーキー森友哉捕手(19)です。14日のオリックス戦でプロ入り初本塁打を放つと、15日、16日の日ハム戦でも連日アーチ。あのゴジラ松井や清原でさえ成し遂げることができなかった高卒ルーキーの3試合連続ホームランという離れ業をやってのけました」(スポーツ紙記者)

大阪桐蔭時代には阪神の若きエース・藤浪晋太郎とバッテリーを組み、春夏連覇に大きく貢献した森。打てる捕手としてスカウト陣の評価も高かった。

「西武は昨秋のドラフトで1位指名は即戦力の投手という情報を流しながら、ちゃっかり森の単独指名を成功させた。今シーズン、正捕手の炭谷がFA権を取得し、チームを離れると見られているだけに、キャッチャーの獲得が急務だったんだ」(スポーツ紙デスク)

西武は早ければ来シーズンから、森に正捕手としてマスクをかぶらせる予定だが、懸念材料もある。

「森の身長は公称170センチと、プロ野球選手としてはかなり小柄。実際に球場で見るともっと小さく見えるし、楽天の松井裕樹同様、選手名鑑への"身長詐称登録"疑惑も囁かれている。あの小さな体で、接触プレーの多い捕手として144試合戦い抜くことができるかどうか……」(西武番記者)

こうした不安を吹き飛ばすのが、恩師である大阪桐蔭の西谷浩一監督の言葉だ。

「西谷監督は"ボールを芯で捉える技術がズバ抜けている。ミート力は先輩の中田や中村、浅村より上。今まで指導してきた中でナンバーワン"と、森の才能を絶賛。球界屈指のスラッガーたちをも超える打撃センスは末恐ろしいものがある」(ベテラン記者)

数多の怪物を育てきた名将が太鼓判を押す若獅子の打撃力。偉大な先輩たちを超える日も近い!?

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