天才と努力家のラストバトル。間違いなく言えることは1つ、どちらかがこの秋"消える"ということなのだ

天変地異の前ぶれのごとく、フジテレビ局内が揺れていたという。

「いやあ、驚きましたよ。仕事をしていたら近くでガタガタガタッと突然、激しい振動が伝わってきてね。何事かと思ったら、加藤アナが貧乏揺すりしていたんですよ」(制作会社関係者)

いまやナンバーワン女子アナと呼び名の高い"カトパン"こと加藤綾子アナ(29)が、いらだちを隠せぬ貧乏揺すり!?

だが、制作会社関係者は納得気味に続ける。
「まあ、それもそのはずですよね。10月の改編で、『めざましテレビ』から加藤アナか生野アナのどちらかが外れることになっていますからね……」

おいおい、本当かよ!?

説明するまでもないが、『めざましテレビ』といえば、生野陽子アナ(30)と加藤綾子アナがメインキャスターを務める、朝の情報番組。

「2010年10月に前任アナの高島彩が退職してから、同番組は生野と加藤の2枚看板体制に。平均視聴率は10~11%台で、決して悪い数字ではないです。最近は日本テレビの『ZIP!』とトップ争いを繰り広げています」(放送作家)

つまり、視聴率低迷による"テコ入れ"ではない。では、どうして、どちらかが去ることになるのか?

「事の発端は生野です。加藤が入社した08年から犬猿の仲だったんですが、ついに生野がキレて"あんな女とは一緒にやってられない!"と大爆発。上層部に"私を取るか、加藤を取るか、どっちかにして!"と直談判したんです」(前同)

なんと、ショーパンがカトパンに最終決戦を突きつけたというのだ。テレビには決して映らない2人の「7年戦争」は、ついにこの秋、決着を見る――!!

「生野も入社した当時は、期待の新人扱いで深夜のトーク番組『ショーパン』を任されたほど。番組では"ショートパンツ"姿で健康的な美脚を披露し、世の男性を悩殺しまくっていましたね」(芸能ライター)

そんな将来の看板女子アナの前に、仁王立ちしたのが翌年に入社してきたカトパンだった。

「男好きする癒し系のルックスのうえ、音大卒の才女とあって瞬く間に大人気に。同時に、生野の存在感は薄れていきました」(前同)

それでも先輩ということもあり、生野アナに『めざましテレビ』のメーンキャスターの話が舞い込んだ。

「ここで"待った"をかけたのが報道局。この頃すでに"スーパー綾子"と言われ、原稿読みもうまかったカトパンを使え、となったんです」(前出・放送作家)

むろん、ショーパンも優秀だ。昨年の『好きな女子アナランキング』では堂々の4位だ。だが、同ランキングでカトパンは2位。女子アナウォッチャーが語る。
「生野アナは可哀相ですよ。彼女は公務員の親を持ち、根が真面目。大学時代には地元・九州のローカル局の番組でお天気キャスターを務めるなど下積みを経て、着実にステップアップしてきたんです。それなのに、加藤綾子という"天才アナ"のせいで、いつも格下に見られてしまうんですから」

相手が悪すぎた、のだ。たとえるなら、"長嶋茂雄と野村克也"か。

「しかも加藤は明石家さんまや志村けん、石橋貴明といった"大物芸人"からも寵愛を受けている。オヤジ転がしが抜群にうまく、局の上層部にも可愛がられています」(前出・放送作家)

スポットライトを浴び続けるカトパンを傍目に見ながら、苦渋をなめること7年。やがてショーパンも黙っていられなくなった。

「ことあるごとに先輩のお局アナとお茶に行っては、加藤アナの悪口を吹聴していたそうです。さらに、有吉弘行には心を開いていたんでしょうね。共演番組『有吉くんの正直さんぽ』の収録現場では、有吉に"あの女はハシタないんですよ!"と、いつも愚痴っていたそうですから」(前出・制作会社関係者)

一方で、ショーパンからの強い風当たりに対応すべく、カトパンは自分の地盤を固めていたという。

「加藤は後輩のミタパンこと三田友梨佳アナや山﨑夕貴アナを"舎弟"のように従えて、先輩の生野を孤立させる作戦に出ました。三田に至っては『ウチくる!?』の加藤の回で"恋愛相談は全部、加藤さんにしてます"など忠誠を誓い、生野の話は一切しなかった」(芸能評論家・織田[おりた]祐二氏)

さらに、昨年の『ホンマでっか!?TV』の女子アナの回では、ショーパンとカトパンが共演したのだが、ここで恐ろしい一幕があったそうだ。

番組で生野は「デートのあとにバイバイするのは恥ずかしい」「バイバイのチューは好き」など恋愛観を告白し、番組を大いに盛り上げていた。だが、「加藤は、生野の発言に笑顔ゼロで"(恥ずかしいのは)どうして? どうして?"と、やたら突っ込んでいたんですよね」(前同)

実は、この放送後、ショーパンと同期の中村光宏アナとの熱愛報道が出た。

「同じアナウンス部内ですから、加藤は2人の交際を前から知っていた可能性が高い。だからこそ、あのとき番組内で生野を質問攻めにして、何か言わせようとしていたのでは?」(同)

もはやカトパンも、本気で潰しにかかっていたのだ。

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