キャバクラみたいな店に行かなくてもギャルの本音はオジサンが好きですよ!
1996年にグラビアアイドルとしてデビューし、その後、"ギャルのカリスマ"として若い女性から絶大な人気を誇った安西ひろこさんが、長く患っていたパニック障害を克服し、13年ぶりに芸能界に本格復帰を果たした。ギャルの復権に向け活動を再開した彼女の近況を聞いてきましたゾ!
――7月に復帰されて約2か月。久々のテレビのお仕事はいかがですか?
安西 昔よりも、肩の力を抜いて、お仕事ができるようになっていると思います。
――"カリスマ"時代は、もっと力が入っていた?
安西 "こなさなきゃ" "もっと頑張らなきゃ"っていう思いがすごくあったんですよ。そうやって求められることは、タレントとしてとてもうれしかったんですけど、いろいろあって、自分のキャパをオーバーしちゃったんだと思います。
――復帰に際して"パニック障害"を患っていて、壮絶な闘病生活を送っていたことを告白されました。
安西 すべて知っていただいた上で、また頑張りたいなと思ったので、思い切って告白しました。大変でしたけど、家族や友人に支えられて克服することができて、周りの皆に感謝することを覚えたのは、本当に大きな成長だったなと思っています。
――ファンの皆さんの反応はいかがですか?
安西 "信じて待っていて良かった"と言ってくださるファンの方もいて、感動させられてばかりです。長く愛してくださって、頭が上がりませんね。
――その期待に少しずつ応えていかないといけません。
安西 そうですね。
――それにしても、ギャルというか、華やかな雰囲気が変わらずすばらしいです。
安西 私って、見た目、まだギャルですかね(笑)?
――違うんですか?
安西 15年くらい前の一番忙しかった頃もそうでしたけど、好きな服を着て、好きなメイクやヘアスタイルをしているだけなんです。で、気がついたら"ギャルの教祖"みたいになっていた、というのがホントのところなんですけどね。
――7月に出演した『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)では、「私は一生ギャルだと思う」とおっしゃっていましたが、あれは?
安西 それは、"見た目"よりも"気持ちが"ですよ。
――気持ちがギャル?
安西 そう。私が思うギャルっていうのは、自分の好きなかわいいものやお洋服を心から楽しみながら、周りの皆もハッピーにしたいっていう、その"気持ち"や"生き方"のことなんですよ。そういう意味で、「一生ギャル」って言ったんです。
――なんか"ロック"に通じるところがありますね。
安西 あ、すごく似ていると思います! 格好いいと思うことをブレずに追究し続けるみたいな、そういうところですよね。
――ギャルっていうと、きっと世間では、ロングの茶髪で肌が黒くて、派手な色使いの洋服を着て、けばけばしいネイルをして、よくわからない流行(はや)りの言葉を使って、生活もムチャクチャで……みたいなイメージがまだ強いと思うんですけど、ロックも不良の象徴とされてきた歴史がありますしね。
安西 本当にそうで、当時、大物の女優さんや俳優さんとお仕事で一緒になると、"うちの娘がマネするからやめてもらえないか"って、よく言われたんですよ。