金貨は昔から世界中で使われていました。日本でも奈良時代に「開基勝宝(かいきしょうほう)」という金貨が作られています。
それから約800年後、豊臣秀吉の命令で作られたのが「天正長大判(てんしょうながおおばん)」。長さ17・5センチ、幅10・2センチといいますから、成人男子の手形ほどもある大きさです。
天正長大判1枚で米40石、塩なら70石、山芋は2万5000本が買えました。現在の貨幣価値に換算すると200~250万円の値打ちがあったと考えられます。もちろん、こんな貨幣は日常生活では不要。主に報奨や贈答用に使われました。
この大判はつい最近(2004年)まで、世界一大きな金貨でもありました。なにかにつけて派手好みだった秀吉のドヤ顔が見えるようです。
ただし、今は世界一の座から陥落しています。現時点のナンバーワンは幅80センチ、厚さ12センチ、重さ1トンを超す巨大金貨。持ち運びに苦労しそうですが、法定通貨としても認められたものです。
さて、こんなバカでかい金貨を作ったのはどこの国?
①.アメリカ
②.中国
③.オーストラリア
答え :③
出題:浜川卓也