セウォル号の事故原因究明をめぐって、韓国の国会で混乱が続いているなか、韓国紙・中央日報は13日、韓国大統領府のボディガードに求められる条件について取り上げた。まず「任務のために命を投げ出す勇気があること」。さらに「自己管理を徹底し、いついかなる時にも準備万端であること」だ。男性問題を始め、なにかと批判の絶えない朴槿恵大統領の周辺。確かにこれぐらいの覚悟がなければ、ボディガードは務まらないだろう。
さて、1988年から公募が始まった大統領府のボディガードだが、2004年からは女性の採用も始まり、現在では300人以上が任務についている。いずれも屈強な武術の達人という肉体派だが、応募には英語能力も求められ、TOEIC700点以上というなかなかきびしい条件となっている。そのためボディガードは体育系出身者より、名門大学の出身者が多い。意外と文武両道のエリート集団なのだ。
韓国のボディガードというと二八分けという特徴的な髪型が有名で、今でも幹部以上は二八分けがほとんどという。ただし身分を悟られてはならない現場では、ボディガードと悟られないよう、別の髪型をすることも許されている。いろいろと条件のきびしいボディガードだが、“髪の薄い人”も、お断りとなってしまいそうだ。

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