日テレへの"絶縁"に終止符!?

お笑い評論家のラリー遠田氏は、このCMに「タモリさんのスゴさを、再認識しましたよ」と前置きしたあとで、こう続ける。

「『いいとも!』のグランドフィナーレで、とんねるず、ダウンタウン、爆笑問題など、普通なら絶対に一緒に出演しない大物芸人たちの共演を実現させたのは、いつも同じテンションで、誰とでも当たり前のように調和できるタモリさんの、器の大きさがあればこそ。その器は、世界的なハリウッド俳優と対峙しても揺るがず、いつものタモリさんがいた。さすがですよ」

そして、このCMの発表会見で「テレビは見るものではなく、出るものですね」と発言したのだ。そんな仕事への情熱を完全に取り戻したかに思えるタモリに、仰天の噂が聞こえきた。

「『笑点』(日本テレビ系)の次の司会者に、タモリの名前が急浮上しているんです」(日テレ関係者)

現司会の桂歌丸は78歳と高齢で、本番以外では杖無しには歩けないほど足腰も弱っている。

今年の3月に入院してから入退院を繰り返すなど、健康問題が芳しくないことは周知のとおり。

「普通なら、六代目・三遊亭圓楽が後継者となるところですが、圓楽の"腹黒キャラ"は回答者でこそ光るという意見もある。また、落語芸術協会と落語協会の利権争いなどもあって、落語関係者内の人事ではすんなりとコトが進みそうもないために、落語の世界に関係のないタモリに白羽の矢が立ったという話もあります」(前同)

ただ気になるのは、タモリと日テレが、もう25年以上も絶縁状態なことだ。

「89年、タモリは9年続いた『今夜は最高!』の演出方法を巡って、日テレのスタッフと大ゲンカし、番組が打ち切りに。"二度と日テレとは仕事をしない!"と宣言し、実際その後、タモリが日テレに出演したのは1回のみです」(前同)

しかし、今年、放送開始48年を迎えた国民的番組『笑点』の司会者ならば、タモリの気持ちも揺らぐのではと言われているのだ。

「実は、2年前にも番組サイドが極秘裏にタモリに司会者就任の打診を行ったとか。そのときは、まだ歌丸の体調が現在ほどではなかったため、タモリは"いずれね"と断ったといいます。だが、国民的番組『笑点』で華々しく返り咲けば、司会の神としての地位もより確固たるものになる。今回は、"いいとも!"と言う可能性もあるのでは」(前同)

お昼のリーダーから座布団の支配者へ!?

ついに始まったタモリの逆襲から、目が離せませんゾ!

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