現在、世界最大規模のSNSに成長したフェイスブック。しかし、それゆえに様々なトラブルも発生している。近年話題を呼んでいるのが、犯罪者による“犯罪告白”だ。

2013年7月、米オレゴン州ポートランド近郊の先住民居住区で山火事が発生。花火を薮に投げ込んだ容疑者の女(23)は、消防士の友人に対してフェイスブックで報告。「私の火事、どうだった?」と、事件後に書き込んでいた。鎮火には9日間がかかり、被害額は790万ドル(約8億2000万円)。容疑者の女には、18ヶ月間の禁固刑が言い渡された。なお、容疑者は薬物乱用が原因で、入院治療と奉仕活動を命じられていた。

また、ペンシルバニア州ピッツバーグでは、3人の若者が地元のスーパーマーケットへ強盗に入ったことをフェイスブックに書き込んだ。“戦利品”である現金8千ドル(約60万円)を持った写真を掲載。親類が通報し、逮捕に至った。

さらに、殺人事件を報告した者もいる。

2013年8月、フロリダ州マイアミ在住の男(31)が妻を射殺後、遺体の写真を公開。投稿されたステータス(近況)には「安らかに眠れ、○○○(*妻の名前)」と、妻に対するメッセージが添えられていた。容疑者は発砲した後、妻の死を確信して救急要請せず写真を撮影したという。

全世界では、1億8千万人以上(2014年3月時点)がフェイスブックを利用している。犯罪自慢はまだまだ続きそうだ。

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