最近、動画サイトに投稿された、ブラジルで巨大アナコンダに遭遇した映像が話題になっている。 日本ではアナコンダと遭遇するなんて、動物園の爬虫類コーナーにてガラス越しでしかないだろうけど、ブラジルをはじめとする南米では日常的なのだ。
アナコンダはボア科アナコンダ属に属するヘビの総称で、トリニダード島の南部湿地と南アメリカの熱帯雨林の湿地や川に生息する……。

ところで、アナコンダといえば映画や自然ドキュメンタリーなどであらゆる動物を丸飲みしていることがあるのを見たことありませんか?
しかし、ホントにあり得ることなのだろうか? そこでアナコンダの捕食を調べてみると……。まず、アナコンダはいきなり捕食しないようだ。映画などの演出からか、いきなり獲物を丸飲みするのかと思ったら違うんですね。まずは、巨体で巻き付いて相手を絞め殺して(もしくは弱らせて)からいただくという……。なんでも、毒を持っていないアナコンダにはエサとなる獲物の脈の有無を感じる事ができるそうだ。もちろん、相手が反撃しないように虫の息になるまで締めつけるためである。ちなみに、大きさによっては締める力は1トンを超えるという。当然のことながら骨は複雑骨折状態になり、さらに折れた骨が内臓に突き刺さるというから恐ろしい。
ちなみに、これまでに記録に残っている人間の“アナコンダ丸飲み被害”は意外にも少ないようで、1950年代に南米で数例が挙げられている。しかし、丸飲みとはいかないまでも、アナコンダに攻撃された事例は、かなり多いので要注意だ。
さて、もしも、もしもである。まぁ、日本で普通の生活をしていれば、そんなシチュエーションに遭遇するハズないんだが、アナコンダに襲われたらどうするべきか? 前述のようにアナコンダは相手が抵抗できないと感じたら巻き付くのをやめるとか。だとしたら、ここはひとつ、『死んだフリ』しかないないだろう。そう、山道で熊に出会ったときにやるアレだ。もちろん、そのまま絞め続けられる可能性も大きいし、丸飲みされてしまうかもしれない。どうやら一番肝心なのは諦めることか!?


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