「大ヒットしたドラマの打ち上げは、たいてい盛り上がるんですが……。今回は、なぜかギスギスした空気が漂っていましたね」

芸能記者がこう語るのは平均視聴率21.3%を記録し、ゴールデン&プライムタイムの連ドラで、今年最大のヒットを記録した『HERO』(フジテレビ系)の打ち上げでのひとコマだ。

同ドラマは、木村拓哉演じる破天荒な検事と、その仲間たちの活躍を描く作品第2弾で、2001年に放送された前作は、最終回に36.8%と驚異の視聴率を打ち立てた。その後、07年に公開された映画が興行収入81億円を稼ぎだした大人気シリーズだ。それだけに、今作も放送前から大きな期待と注目を集めていた。

「ただ、前作でヒロイン役を務めた松たか子が、キムタクの現場でのあまりの王様ぶりにNGを突きつけ、出演オファーを断ったんです。代役に抜擢(ばってき)された北川景子では、松の穴は埋められないと懸念されていました」(テレビ誌記者)

だが、フタを開けてみれば、前作には及ばなかったものの、昨今では異例の平均視聴率20%越え。22日放送の最終回では、瞬間最高視聴率が25.3%にもなった。

「北川の麻木千佳役も好評でした。ヤンキー上がりで美人だけどガラが悪い事務官という役柄でしたが、見事なハマり役で、インターネット上には視聴者から称賛の声があふれていましたよ」(前同)

人気シリーズの第2弾だけに失敗は許されない。そんな重圧を感じながら仕事をしていたスタッフも、この高視聴率には、さぞご満悦だろうと思いきや、実際の撮影現場では不満が大噴出していたのだとか。

「実は、北川景子のあまりにそっけない態度に、現場の女性スタッフは怒り心頭の状態だったらしいですよ」(前出・芸能記者)

まさか北川が"ガラが悪い"のは、ドラマの中だけではなかったのか?

「彼女はもともと、女性同士のつきあいが苦手で、周囲の男性からチヤホヤされたい"お姫様願望"の強い女性なんです。だから、マネージャーも男性限定なのは有名な話で、ヘアメイクやスタイリストも女性だと不機嫌になるそうですよ」(前同)

だが男性スタッフとは、気軽に冗談を言い合うなど、フレンドリーに接するのだとか。

「今回の現場でも、女性スタッフに対しては愛想が悪く、男性スタッフにだけデレデレしているので、"何、あの女!"と、一部のベテラン女性スタッフからは陰口をたたかれていたようですよ」(同)

そんな険悪な現場の空気が、打ち上げ会場にも持ち込まれたのか。9月初旬に都内のホテルで行われた打ち上げは、22時と、早い時間でのお開きとなっている。

男性に対してはデレデレしてくれるのなら、本誌としては、ま、いいか!?

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