バナナは超高級品。庶民は滅多に口にできない憧れの果物。かつて、そんな時代がありました。バナナが日本に入ってきたのは明治36年。

日本統治下にあった台湾から70キロを運び入れたのが、バナナ輸入の始まりとされています。当初は希少品でしたが、昭和初期になるとかなり普及。露天商によるバナナの叩き売りなども行われていたようです。

しかし、戦争で輸入はストップ。戦後もGHQの輸入制限が課せられたため、価格は高騰。現在の貨幣価値に換算すると1本1000〜1500円という、とんでもない値段で売られていました。誰もが気楽に食べられるようになったのは、昭和36年に輸入が自由化されて以降です。

さて、日本人がイメージするバナナ産地といえばフィリピンでしょう。日本に輸入されるバナナは年間100万トン。その95%がフィリピン産で占められています。しかし、世界一のバナナ産地はフィリピンではありません。日本人には意外に思える国です。フィリピンの約2.7倍ものバナナを生産している世界一のバナナ大国とは?

(1)インド
(2)中国
(3)ブラジル


答え :(1) 2位中国、3位フィリピン、4位ブラジルと続く

出題:浜川卓也

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