データ予想 須田鷹雄
連対馬はローズS組から出る 安定株ブランネージュに期待



昨年の秋華賞ではスマートレイアーが前走1000万条件特別から参戦して2着に入ったが、これは最近の秋華賞では珍しいケース。
かつての秋華賞では1000万条件勝ち直後の馬でも勝ち負けになったものだが、最近では前走までに重賞レベルに達していることが要求されている。

過去10年の前走レース別成績でいうと、ローズS組は〔87358〕で連対馬のほとんどを占めている。
クイーンS組が〔1127〕、オークスからの直行組が〔10011〕など、海外を含めた前走重賞組のトータルは〔109886〕。
オープン特別組や条件戦組の付け入る隙はほとんどなく、トライアルであるはずの紫苑Sに至っては〔00034〕。

まずローズS組を検討してみると、ここも穴狙いがしにくい。
現在はローズSが阪神芝1800メートル外回りで、本番の秋華賞が京都の芝2000メートル内回り。

2つのコースで求められる適性は異なり、本来ならトライアルと本番で好走馬が入れ替わってもいい。
そこに穴狙いのチャンスがあるはずだが、現実には両方で好走する馬が目立つ。

ローズSが今の条件になって以降だと、そこで掲示板に載ってきた馬は本番で〔561
17〕。
一方で6着以下から来た馬は〔10110〕。
馬券に絡んだ2頭は11番人気と15番人気なので、見た目の回収率は高くなるが、そう高い頻度で好走を望めるものでもない。

今年のローズSからは当時の1~4着馬と6、8、9、10、13、14着馬が参加。
1~4着馬からマックスの穴狙いを……ということで◎ブランネージュだ。

フレンチデピュティにシンボリクリスエスという切れ味皆無、持続力一本の血統の同馬にとって、ローズS→本番のコース替わりは向くはず。

ここまで全レースで掲示板に載っている安定株でもあり、しぶとい競馬を期待したい。

もちろんオークス馬○ヌーヴォレコルトも有力。
強い馬が来る最近の傾向を考えると、この馬は外せない。
この馬も崩れたことはない。

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