10月2日の対ヤクルト戦で、すでに今季のセ・リーグ優勝を決めていた巨人に衝撃が走った。
38球しか投げていなかったエース・菅野智之(25)が2回、突然の降板。
球団広報は当初、「腰の違和感」と発表した。

「病院での精密検査の結果、右肘靱帯の部分損傷が判明。これは先日、ようやく復帰を果たしたヤンキースの田中将大が痛めた箇所と同じ部分です。田中が手術をせずに、復帰までに約2か月半を要したことを考えると、損傷の程度で多少の差はあれど、正直、菅野は今季絶望でしょうね」(スポーツ紙記者)

15日からのクライマックスシリーズ・ファイナルステージ、そして、その後の日本シリーズ進出を狙う巨人にとって、まさに悪夢。

専門誌記者はこう話す。
「菅野は今季、直球の威力を上げるために増量を図った。体は大きくなったんですが、全体のバランスが崩れたのではないかと。でも、実は、もう一つあって……一部関係者の間で、"ポルシェの呪い"ではと囁かれているんです」

菅野は現在、ポルシェのカイエンターボを愛用しているという。
価格は1700万円は下らない超のつく高級車だ。

「彼は昨シーズンオフに件のポルシェを購入したそうなんですが、以来、怪我が相次ぐようになってしまった。右手中指の炎症にはじまり、腰痛、そして、今回の大怪我……。でも、菅野だけなら、呪いにはならない。2年前、一時は巨人のエース投手だった東野峻も、同じ型のポルシェを購入した途端、オリックスにトレードに出されたんです」(前出・専門誌記者)

そして、この"呪い"巨人投手陣の間では、わりと有名だというのだが……。
1992年から6年間、巨人のリリーフとして活躍した野球解説者の橋本清氏に話を聞くと、「ポルシェの呪い? それは聞いたことないですね。たまたまだと思いますよ」としたうえで、
「確かに、僕らの頃は気を遣うというのはありましたよ。僕は活躍できたシーズンオフに、ずっと欲しかったベンツのSクラスを買おうとしたんです。でも、その車にはチームの超一流の方々が乗っていました。それで、水野(雄仁)さんに相談したところ、"おまえはまだ早いよ"と助言をもらって、下のEクラスを買ったんです。僕はどうしても欲しかったから、その翌年も頑張ってSクラスを買いました。段階を踏むというのは考えましたね。でも、今はそういう雰囲気はないですし、ましてや菅野は立派な成績を残しているエース。高級車を買っても全然いいし、周囲がやっかみ交じりで言っているだけだと思いますよ」

うまくいかなければ叩かれる。
それはエースの宿命か。

だが、原辰徳監督からはこんな言葉があったとか。
「監督は菅野に"スポーツカーなんて乗ってるからだ。10年早いよ!"と、電話で直接、言ったそうですよ」(前出・専門誌記者)

この助言を胸に、菅野には完全復活してほしい!

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