『花子とアン』で日本中を笑いと涙で 包んだ"平成の吉永小百合"が紅白の司会に内定。だが、危ない発言の多い彼女だけに、局内外から心配の声も

「吉高由里子が紅白司会者に内定」――9月2日、日刊スポーツがスッパ抜いたスクープは、人々に大きな驚きを持って迎えられた。

「仲間由紀恵だったんじゃないの?」という声が出るのも無理もない。

紅白司会の予行演習とされる8月9日の『思い出のメロディー』司会を仲間が務めて以来、「仲間が今年の紅白司会を務める」のは、決定事項と思われてきたからだ。

「仲間と吉高のダブル司会はありえても、吉高の単独司会はありえないと思っていた」(女性誌デスク)
というのが、業界の人々の一致した見解だった。

だが、ヘンな話だ。常識で考えれば、過去10年の朝ドラの中で最高の平均視聴率(22.6%) を叩き出した『花子とアン』のヒロインを務め、映画界では"平成の吉永小百合"とも評される吉高が、紅白の司会者となるのは当然の話だろう。

「女優としては面白い存在ですね。優等生でもなければ、劣等生でもない。天才肌というか。今後に期待したい女優さんです」(映画評論家・秋本鉄次氏)

『ゲゲゲの女房』の松下奈緒、『おひさま』の井上真央、『梅ちゃん先生』の堀北真希……ここ数年、東京制作の朝ドラ女優は『あまちゃん』の能年玲奈を除き、皆一様に紅白司会を務めてきた。

それが吉高に限っては、司会はありえないと考えるのが"常識"だったという。
どういうことか?
「彼女の、これまでの奔放な言動がネックになると思われていたんです。あまりにも発言や行動が危なっかしくて、生放送に向かないだろうと」(芸能記者)

出世作である映画『蛇にピアス』で大胆なヌードを披露したことからもわかるように、吉高は清純な顔に似合わず思い切りがいい。発言も自由で、下ネタもOK。
というか、むしろ率先してエロ話を振り、周囲を困惑させるのが得意技。
「ドラマで共演した寺脇康文は、吉高に至近距離から耳に息を吹きかけられて、服の上から乳首をつままれ"女子より敏感!"とからかわれ、いい加減にしてくれ、と激怒したこともあるとか」(前同)

また、撮影中のカメラマンに「恋人のように振る舞って」と注文され、「じゃあ、好きって言って」と小魔的な返答。
相手がスタッフでも関係なしなのだ。

撮影の合間に若手ADを捕まえて、"彼女いるの?""タレントは誰が好き?"と質問攻め。そのあげく、"その子で一人エッチしてるんでしょ"。
むろん、『花子とアン』の現場でも、こうした挑発的な言動は同様だった。

劇中で彼女が通う修和女学校のブラックバーン校長を演じたトーディ・クラークに、公開羞恥プレイ。
「共演の近藤春菜とともに"女性器は英語で何て言うんですか"と質問し、"プッシー"と言わせて大盛り上がり。さらに"ほかの言い方はないんですか"と食い下がり"ストロベリー"という表現を聞くと、"ストロベリー"と連呼して大ハシャギ。化粧や衣装が乱れるほどでした」(制作会社スタッフ)。

なんたるスケベ現場!また、彼女が、あまりにも無防備な動きをするので周囲が困惑するというシーンも多かったという。

「やたらと暑い暑いと言っては、着物の裾をパタパタめくりあげるんで、ムッチリした太ももが露わに。しかも下着のラインが見当たらなかったので、チラリと見えた黒い陰りはヘアなのか……と、スタッフの間で話題になりました」(NHK関係者)

小悪魔的な言動で周囲を翻弄する吉高、そんな彼女のイタズラに動揺を隠しきれなかった一人が、カンニング竹山だ。
「撮影の合間に、竹山がイスに座って休んでいたところ、小走りで駆け寄って来た吉高が、竹山の膝の上に美尻をストン。困惑した竹山が"なんだよ、お前"と普通に返したところ、吉高は"そんなにマジに返されると、私が逆に困るんですけど~"とケラケラ笑っていました」(前同)

また、撮影を通じて仲良くなった妹役の黒木華に対しては、同ドラマの打ち上げパーティで、衆人環視の下、ディープキスに及び、"レズ疑惑"まで囁かれるハプニングに発展した。
お固いNHKにしてみれば、自由奔放な吉高に紅白の司会は任せられない、と考えても無理はない。
「そんな中、紅組司会は仲間由紀恵に内定、との情報が流れたわけです。実際、NHKもそのつもりだったが、どうも仲間に断られたようです」(前出・芸能記者)

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