競馬新理論 井崎脩五郎
八番と十番で傘寿の祝い


天皇陛下は昨年12月23日に満80歳、そして皇后陛下は今年10月20日に同じく80歳を迎えられた。新聞各紙は「ともに傘寿」という見出しで、この慶事を伝えている。
その中で行われる天皇賞・秋である。
キーワードは間違いなく傘寿(さんじゅ)のはずと考え、馬名および両親の名前の中に「サ」「ン」「ジ」「ュ」の4文字が揃っている馬が登録馬にいないか、じっくり探してみた。

ところが、1頭もいないのだ。
惜しいのはロサギガンティアで、名前の中に「サ」と「ン」、父フジキセキの中に「ジ」があるのだが、どこを探しても「ュ」も「ユ」もないのだ。

登録馬の中で「ュ」の字を持っているのはフラガラッハ1頭。この馬は、父デュランダルの名前の中に「ュ」の字が入っている。だから、もし、ロサギガンティアとフラガラッハが同枠に入ったら、その枠にはサ・ン・ジ・ュが揃うことになり、軽視禁物といっていいかもしれない。はたして、どんな枠組みになるのか。

目下のところ、最もありそうなのが、「八」番と「十」番で決まること。
傘(かさ)の略字が八と十の組み合わせなので、それで八十の祝いのことを傘寿と呼ぶのだが、超ストレートに八番と十番で決まってしまったら、新理論の歴史の中で、飛び切りの決まり方ということになるかもしれない。

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