美和 先日、第2次安倍内閣の目玉の女性閣僚が2人も辞任となりました。

宗男 女性の活躍を期待していた多くの国民をガッカリさせることになりましたね。ただ、松島議員は大臣を辞めた方が国民の為になりましたよ。“頭に虫が入って”いましたね。そもそも「うちわ」だとハッキリ認めないところで、人間失格です(笑)。



美和 ただ、柄が付いていない丸いタイプの“実質うちわ”を あくまで「討議資料」という名目で配っている議員さんもたくさんいますよね?ですからチョット気の毒なような気も・・・。



宗男 佐野さん、何を言ってるんですか!認識が甘すぎます!!選挙の時は、それに選管からのシールを張るからセーフなんです。松島さんのはただのうちわですよ。それをタダで配ってしまった。明確な“公職選挙法違反”ですよ。それに松島さんには潔さが無いっ(怒)。

美和 小渕優子議員との違いですね。

宗男 私の事務所にこんな事件起こす秘書とかいたら、蹴っ飛ばしてやりたい気持ちになりますよ!でも小渕さんはある意味犠牲者だけれど、監督責任は十分問われます。会計責任者の名前を外部の人から借りているなんて、言語道断です!



美和 自民党は「すべての女性が輝く社会に」という政策を打ち出していますが、輝いていた女性が頭を下げている会見を見ると、日本女性の社会進出にも影を落としますね。さて、本日はこんな最中ですが「自立したい」という女性からのご相談です。

~27歳 女性 OLの方からのご相談~
ムネオ先生こんにちは。先生の愛情のこもったお答え、いつもステキです!私の結婚後の生活のことで相談なんです。私は結婚後も仕事を続けたいのですが、彼も彼のご両親も仕事を辞めて専業主婦になって家庭を守ってほしいと言います。私は、仕事にやりがいもあるし、経済的にも自立したいんです。私の両親は、彼の希望や先方のご両親の言う通りにしたらと言って、私の味方はいません。彼のことは愛していますが<女は家庭に入って>みたいな考え方は古いと思うんです。そのことだけがネックになって彼との結婚に踏み切れません。ちなみに彼の収入は多いので生活の心配はありませんが・・・。

宗男 この相談者の方の結婚相手のご両親の気持ちも分かりますねぇ・・・。一昔前の考え方かもしれませんが、もし子供が生まれたらお母さんには家庭でしっかり子育てをして欲しいと思いますね。前だと生活が苦しいから共働きになったものです。

美和 “伝統的な”というのか・・・。宗男先生、いま完全に親の側の気持ちになりました(笑)。


宗男 「女性も家に籠っていないで社会に出て」という今の考え方からは、私の意見は大分離れていると思います。ただ、何といってもこの相談者の方「お金の心配はない」と言っています。だったら専業主婦になって、出来れば子育てをして欲しいですね。家庭教育や躾けに力を入れてほしいと思います。今、特に子供たちのマナーは非常に低下している。その子が、親になった時心配です。

美和 まぁ我が子はかわいいですから、甘やかしてしまいますよね。

宗男 それがいけません!「キャラメル1つ」と決めたら、どんなに泣きわめいても健康や躾けの観点から2つ与えてはいけないんです。チョコレートだってそうです!!

美和 宗男先生、例えがまさに“昭和”ですね(笑)。

宗男 そういった甘やかしが、後の人生、“モノやカネ”に溺れて真実を見失ってしまうんです!


美和 でも、よく問題視されていますが、女性が結婚や出産で1度仕事のポストを離れてしまうと、もう働く場が無くなってしまうという現実が多いです。

宗男 そうですね。それは、働かなくてはいけない女性や働きたい女性にとって深刻な問題です。

美和 このご相談者の方は、自立心も旺盛です。

宗男 でも、何を持って“自立”とするかですよ。社会進出だけを“自立”と結びつけてはいけません。“りっぱな母”になる事も立派な“自立”です。

美和 では今回のご相談への回答をまとめますと、結婚相手やそのご両親が仕事を辞めて欲しいと望んでいるのであれば、素直に従い家庭を守り、立派に子供を育てるのも大事な生き方という事ですね?

宗男 子育ても素晴らしいですし、自立や社会との接点というのであれば、ボランティアや地域活動などに精を出すこともいいのではないですか?何よりもこの人たちは早く祝言を上げる事です!

美和 四の五の言っていないで結婚!ですね?

宗男 結婚してから考えても、まだ若いのですから遅くはないし、何も恐れる事はありません!明るい未来がありますよ!!


宗男・美和 一件落着! 困った時は「ムネオ先生に訊け!」


鈴木 宗男(すずき むねお)プロフィール
1948年1月31日生まれ
政治家。北海道出身。拓殖大学政経学部在学中より、故・中川一郎元衆議院議員の秘書を務める。1983年に自由民主党より出馬し、衆議院議員に初当選。防衛政務次官、外務政務次官などを務める。
また1997年には国務大臣として北海道開発庁長官、沖縄開発庁長官を歴任。2002年に自民党を離党。
2005年には新党大地を結成。代表となり、その年衆議院議員に返り咲く。防衛・外交の論客として鳴らす一方、その人情味溢れ、愛されるキャラクターは、歌手の松山千春をはじめとしてシンパが多数。ムネオの愛称でも知られる。
娘は衆議院議員の鈴木貴子。

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