たとえセックスをしなくても

誰にでも簡単に取り組める具体例として、まずは、睡眠不足を避けることが挙げられる。男性ホルモンは通常、朝が高く、夕方は低くなる。低くなったテストステロンは睡眠中に上がるので、睡眠時間が短いとテストステロンが下がったままになってしまうのだ。
また、筋肉量が増えるとテストステロンも増えるので、ウォーキングや軽い筋肉トレーニングもお勧めだ。
そして何より大事なのは心の持ち方。一説によると、スポーツ観戦で応援しているチームが勝つと、男性ホルモンの分泌が促されるという。

「とにかく人と接すること。老齢であっても政財界人は日々、多くの人に接しているので、顔つきや肌つやが若々しく、気力面でも充実していますよね。人と接して刺激を受けることは、男性の場合、特に重要なんです」(志賀氏)
同じ趣味の仲間と接することで刺激を受け、気力を充実させたり、話すことでストレスを解消したりという一面もある。それから、より大事なのは女性への関心を失わないことだという。
「50代を前にして、女性に対して、どれだけ興味を失っていないかが一つの分岐点です。実際にセックスをしなくても、女性への興味を失わなければ、脳が男性ホルモンを分泌するように指令を出し続けます。それこそが、若さや気力を保つ秘訣です」(前同)

読者の皆さんも、異性にいつまでも興味を持ち続け、男性更年期障害と無縁で過ごしましょう!

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