4番候補で、将来のジャイアンツを背負って立つ無限の可能性を秘めた選手」
原辰徳監督が絶賛し、自らの後継者である"4番サード"に指名したのは、巨人ドラフト1位の智辯学園の岡本和真だった。
「巨人は現在、安心して先発を任せられるのは菅野智之ぐらい。深刻な投手不足の状況で、即戦力投手が不可欠だった。そんな中、野手である岡本を指名したんですから、それだけ期待しているってことでしょうね」(スポーツ紙記者)
岡本はU-18の日本代表に選出され、アジア選手権に出場。同大会ではチームトップ打率である4割3分7厘をマークし、日本の準優勝に貢献した。
「高校通算本塁打は73本を記録しています。これは松井秀喜の60本を大きく上回り、早くも"ゴジラを超える逸材"との声も聞こえてきています」(前同)

背番号は長嶋茂雄監督と原監督を合わせた38が提示されるなど、将来の4番候補の岡本だが、高卒野手は、未知数な部分が大きい。
「08年に、同じく巨人にドラフト1位指名された大田泰示も、ポスト松井を期待され、背番号55をもらいましたが(現在44)、その後タイトル争いをするような成績を残せていません」(同)
そんな不安の声もある一方で、球界内では"岡本は絶対に大成する"との声が起こっているという。
「実は、球界関係者の間で囁かれている"ある法則"があるんです。それは"阪神ファンの巨人選手は、必ず成功する"というものです」(スポーツ紙デスク)

実際、巨人生え抜きのスター選手には、意外にも熱心な阪神ファンが多い。
「松井は、掛布雅之の大ファンで、阪神に入団することを熱望していました。ほかにも阿部慎之助、坂本勇人もトラ党。阿部は父親が大学時代、掛布と同級生だったことから、大の阪神ファンでした。坂本も大阪出身で、巨人の宿舎に金本知憲のポスターを貼っていたといいます」(前同)
そんな偉大な先輩たちと同様、岡本も大のトラ党。
「何度か、甲子園の外野席で見かけましたよ。一時期、"くたばれ読売"って口汚く罵る過激なファン集団がいたんですが、彼もその集団に混じって、大声で声援を送っていました(笑)」(阪神タイガースファン)
熱きタイガース魂を内に秘め、巨人軍の一員として成功することができるか?温かい目で見守ろう。

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