飛行機に乗ると落ち着かないという人は大勢います。原因は高所・閉所の不安、テロの心配、そして何よりも墜落の恐怖でしょう。飛行機事故は大惨事につながるからです。

しかし統計上の数字で見るかぎり、飛行機はきわめて安全性の高い乗り物ということになっています。
アメリカ運輸安全委員会の発表によると、飛行機に乗って死亡事故に遭遇する確率は0.0009%。8200年間、1日も欠かさず飛行機に乗り続けて、1度事故に遭うかどうかの確率だそうです。
イギリスの調査でも、これを裏付けるような結果が出ています。
移動距離10億キロ(地球を約2万5000周する距離)当たりで何人の死者が出たかを計算すると、飛行機はわずか0.02人。自動車で移動するケースよりも低い死亡率でした。
この調査で死亡率が高かったのは、意外にも徒歩。現代社会では飛行機に乗るより、道路を歩くほうが危ないようです。
歩行中の事故で死亡する確率は、飛行機に乗って死亡する確率の何倍あった?

(1)50倍
(2)400倍
(3)3000倍


答え :(3)

出題:浜川卓也

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