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今回は、池袋を拠点に活躍する長安良明社長に取材をしました。池袋って、何か今まで私にとって苦手な街でした(笑)。
雰囲気かな……?!

やはり、「新宿ミッドナイトベイビー」を書いてるだけあり、私は新宿が好きなんですが(笑)、長安社長を取材することで新しい発見がありましたよ。

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――長安社長は、何で池袋で居酒屋や雀荘を経営されてるんですか?

「私が26年前に上京して来た街が池袋だったんですよ」

――ご出身は?

「大阪です」

――じゃあ、19歳の時に上京してきたということですよね?

「そうですね。当時は、ただ漠然と何かしたいと思って東京に来たんです。最初に降り立った街が池袋で、この街でいろいろな人と出会って今があると思っています」

――東京と大阪って違いますか? 私は大阪詳しくなくて(笑)、教えてください。

「やはり、人の量が違いますね。あと、街も違います。大阪は、遊ぶところはミナミかキタくらいでしょう。でも、東京って、池袋、新宿、六本木、麻布とか、本当にたくさんあって、スケールが違いますよね。
はじめて上京した時に渋谷にも行きましたけど、あの渋谷のスクランブル交差点は、人でごった返して、圧倒されました。すごく魅力的でしたね」

――居酒屋をやるきっかけは何だったんですか?

「私のコンセプトとして、人と人がつながる場所を作りたいと思ったんです。もともと、仕事仲間で飲む人が多かったから、だったら居酒屋を作っちゃおうと思いましたし、安く飲める楽しい場所を作りたかった。
池袋には、近くに大学もたくさんあるから、学生もたくさん来ます。学生の子たちには、安く飲める楽しい場所を提供したかったしね」

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――雀荘をはじめたきっかけは?

「雀荘も居酒屋と同じですよ。老若男女が一緒になってやれますし、繋がりを持てますからね。今、「ドラドラ」というアイドルユニットもプロデュースしていますが、もとは、麻雀を広めたかったからです。昔の悪い麻雀のイメージを払拭させたかった。麻雀も若い男女をメインに広めていきたいと思っています。
究極は、自分が人と繋がりたいと思っているのかもしれないです。一人でご飯を食べるより、人と大勢で食べる方が楽しいし、美味しく感じますよね」

――なるほど。では、社長のこれからの夢って何ですか?

「夢は、フィリピンやインドネシアに小学校や中学校を建てることですね」

――これまた、すごい夢ですよね。社会貢献ですね。

「はい。実際、フィリピンやインドネシアに行ってみて、はじめてわかったこともたくさんありました。やはり、教育が大切だと思うんです。教育がしっかりないと、人は良くならないと思いますから」

――私もそう思います。

「まわりに集まって来てくれる人たちが、幸せの連鎖で良くなってくれたら、本当に嬉しいと思います。自分も、たった一人で上京してきて、この街(池袋)で可愛がられて育ち、今がありますから」

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長安社長が経営する、居酒屋「樹家」は、広い、騒がしい、安い、美味しいが売り!
ぜひ、池袋に寄ったら、一度覗いてみてください。

雰囲気が良かったので、12月15日からクランクインの私の最新映画「新宿ミッドナイトベイビー」のシーンに使わせていただくことにしました。

東京は、常に勝っていないと、頑張っていないとダメな街だという長安さん。上京しても、だいたい30歳前で故郷に帰る人たちも多いと指摘します。
確かに、自分を持っていないと、生活に流されてしまうかも知れません。

東京って街は、成功を掴める街でもあるけど、挫折を味わう街でもある……。
奥が深いですね。


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