米国債1兆ドル強を保有し圧力

そして、最後の仕上げがロシアとの大規模な"全面戦争"だ。
「55~60年、かつてロシアが中華帝国から奪った160万平方キロメートルの土地を奪還することが目的です。
これら一連の侵略行為は"六場戦争"と名づけられ、この6つの戦争すべてが成功裏に終わったとき、中国の世界制覇の夢は大団円ということ。悪夢のごとき、手前勝手な世界征服シナリオを描いています」(同)

一方、習主席の最大の敵と目されている米国だが、
「現在、中国は米国債の最大保有国(14年2月現在、中国の米国債保有高は1兆2729億ドル=米財務省)。これが米国への強烈な圧力となっており、習主席の前に、オバマ大統領が立ちはだかることはないと見切られています」(前出・外信部記者)
そんな傍若無人ゴーマン国家に、安倍首相は、
「習主席に負けじとアフリカ訪問に拍車。現在、アフリカ諸国の取り込みをめぐって、安倍、習両首脳は丁々発止のせめぎ合いを演じています。先だっては、エチオピアを訪問した安倍首相が、同地で"資源の獲得や輸出先の確保のためだけの投資は行わない"と、中国版ODAを真っ向から批判。習主席から売られた喧嘩を買う姿勢は崩しておりません」(ベテラン政治記者)

いずれにせよ、すべては中国の爆発的な経済発展があってこその「ゴーマン世界征服計画」。
それがバブルで弾けるのが先か、それとも野望が叶うのが先か……。

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