データ予想 須田鷹雄
差し馬不振で先行勢を重視!地力あるローマンレジェンド


舞台を中京に移し、新しい条件で争われることになった、チャンピオンズC。
左回りの競馬場に戻した効果がさっそく出て、外国馬の参戦も復活の予定だ。
来れば目玉になっていたカルフォルニアクロームは回避となってしまったが、西海岸の主要GⅠで入着歴のあるインペラティヴが来日予定。今年の重賞勝ちはGⅡの1勝があるのみだが、そのレースはGⅠ並みか、それ以上の高額賞金レース。

ただ、JCダート時代を振り返ってみると、決して米国での格が高かった来日馬が好走していたわけではない。アドマイヤドンに競り勝ったフリートストリートダンサーは、パシフィッククラシック3着こそあったものの重賞未勝利だったし、最初のJCダートで3着したロードスターリングに至っては、GⅡでの人気薄2着、それも勝ち馬から離された2着だけ。
日米のダートは別競技と言ってもいいもので、向こうでの格を当てにできない。もちろんインペラティヴが日本のダートもこなす可能性はあるのだが、人気次第で△というところか。

さて、新しい舞台でもある中京ダート1800メートルについても見ておかねばならない。改修前の1700メートルと比べて差しが届くかと思いきや、いまのところは逃げ・先行が明らかに優位。
種牡馬では、シンボリクリスエスが着度数最上位で、その後はサンデーサイレンス系の種牡馬が多く並ぶ。ミスプロ系が後退している時代を反映しているが、いずれにせよ芝もこなしそうな種牡馬が良さそうだ。
人気は先手を取る○コパノリッキーだろうが、逃げる形になった場合は目標にされる辛さがある。ここは◎ローマンレジェンドから入りたい。昨年末のレースで差しに回ったら良いところがなかっただけに、今回は積極的に位置を取ってくるはず。エルムSでは▲クリノスターオーや△インカンテーションを封じているのだから、やはりこの馬は地力がある。
▲と★ホッコータルマエは位置取り重視での選択。


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