すっかり”冬”ですね。外はとても寒いですが、皆さん風邪などひいてませんか?
実は、先日、ついに映画『新宿ミッドナイトベイビー』という私の次回作の本読みがスタートしました。
2007年に出版したこの作品は、女優の浅野温子さんやいしだ壱成さん、山崎邦正さん、山本モナさんらで舞台化され、大ヒットしました。皆さんのお陰です。有難うございます。やはり作品は、読者が育てる物だとつくづく実感してます。
そんな映画『新宿ミッドナイトベイビー』に、『東京~ここは、硝子の街~』に引き続き出演してくださるのが、俳優の吉川銀二さんです。
吉川さんは、あのスティーブン・セガールさんが主演の映画『INTO THE SUN』にも出演し、ハリウッドで俳優登録もされている方なんですよ。
そんな吉川さんに”東京”の魅力を聞いちゃいます。
――吉川さん、東京の魅力、教えてください。
「そうだね~。やっぱり、”dream”だね!」
――dreamですか?
「うん。私も九州から出てきて東京に住みだして15年になるんだけど、東京は、日本の中心だからこそ地方から集まるし、優れた人間が集まる。だから、ダメな者はダメ。良い者は良い。生き残りが難しい場所でもあるよね。ただ、いろいろな”発揮”ができる場所でもある」
――東京に住んでみてどう思いましたか?
「田舎の3~4倍の物価の中で生き残るのは大変。だから、いろいろ東京のことを言う人は多いけど、東京で暮らしているのは本当に凄いと思う」
――吉川さんが俳優をやったきっかけは何ですか?
「有名な俳優に東京で出会ってね。撮影現場に呼んでもらってちょっと出してもらって、衝撃が走ったんだよね。いろんなものを演じれる世界が楽しかった。今まで、お金を稼ぐ仕事で日々追われてたけど、お金ではない世界を体験して衝撃を受けたから、今は楽しく俳優をやってます」
――そんな吉川さんは演技がしびれるほど上手で、私は吉川さんの演技、好きなんです。私の前作、映画『東京~ここは、硝子の街~』に出演した感想は如何でしたか?
「正直言って、内容が今まで出たものと180度違うし、ちょっと戸惑いがあったけど(笑)、やっぱり世の中のニーズがいろいろあるんだと感じたね」
――次回作の『新宿ミッドナイトベイビー』はどんな作品にしたいですか?
「『東京』も、モントリオール世界映画祭にノミネートされたし、次回作も世界を目指した作品だから、これに参加できて光栄ですね。第2弾として世界を目指すから、また、選ばれるように頑張りたいですね」
――有難うございます。映画、頑張りたいですね。吉川さん、将来の夢なんですか?
「自分も今、脚本を書いてるものがあるから、映画化したいですね」
――ちなみに、今、選挙期間中ですが(笑)、今の日本をどう思いますか? あと、今の若者!
「確実に自分たちの若い頃とは違うね」
――どんなところですか?
「やっぱり、義理人情が薄れてると思うね。簡単に恩を仇で返す風景がよく見られるね。あと、”闘志”がない!」
――なるほど……。
「出る杭は打たれる社会になるから、成り上がりは許さない国って感じだね。だから、みんな地下に潜って変な方向に向かっていると思う」
――それ、言えてますね。
「やっぱり、自分は自分のことをわかってる人とだけ付き合えば良いと思ってるんだよね。東京に来たら、なおさらそう思った。みんな東京で生きてる人は”自分”が一番だから」
背伸びをせず、マイペースで生きていきたいと言う吉川さん。そうでないと、東京でやっていけないというご意見……確かに、そうかもしれませんね!
「「超・人間カタログ」東京レジェンドNAVI」最新記事