狙った「政治家・芸能人・財界人」を徹底追跡!

「ヤクザって怖いだろ?」こうニヤリと笑うのは、首都圏で活動する広域団体3次組織組長のM氏だ。

3年前のある日、M氏に対して、知人を通じてある女性から依頼があった。
なんでも、ある芸能人・Nの子どもを妊娠してしまったのだが、認知してくれないどころか、「堕ろせ」と迫られているという。

この女性、Iさんはもともと派手に遊んではスポーツ感覚でセックスを楽しんでいた。しかし、クラブでNと偶然出会い、一夜を共にして以降、本気の恋に落ちてしまい、つきあうことになると、それまでの性欲はウソのように消えて、Nにすべてを注ぐようになったという。そのため、彼との子どもの妊娠を知ったときには、嬉し涙を流したそうだ。
だから、彼の心ない発言に傷つき、激怒した。

「Iは、ヤクザの力を使ってNに認知、結婚を認めさせろと言うんだ。成功すれば、150(万円)払うというから、オレとウチの若い衆の3人で、Nと交渉の席を持つことになった」(M氏)

ビビったNは、その場で「わかりました」と、すぐに認知、結婚することを認めたのだが、その後、実際に動くそぶりがない。そのため、「どうなっているんだ」と脅しを掛けても逃げてばかりいたという。「それで、Nの車にGPSを付けて監視、ヤツがいる場所に徹底的に若い衆を向かわせ続けた」(前同)
その結果、Nはやっと結婚したという。

幸い、2人に〝離婚危機〞報道はないから、うまくやっているのだろうが……。
「こんな依頼は山ほど来る。今回のように追い込みをかける場合もあれば、浮気現場など弱みを探すために追尾することもある。対象は、芸能人、政治家、財界の人間がやはりカネにはなるけど、一般人もある」(同)

まるで映画やドラマのようだが、GPSを使うヤクザはほかにも多いと、在阪の3次団体幹部が話す。
「ウチもやっとるし、兄弟分などで3人はやっとるな。車、カバン、靴、いろんな所に付けるし、そのためにガソリンスタンドや百貨店の店員なんかを買収することもあるわな」
なかには、こんなケースもあったという。
「ある政治家を狙って、そいつが乗る車2台にGPSを付けたんだけど、両方の車に、いくつものGPSが付いてたんだ。こいつは、いろんな人間から恨みを買っとるのだなと笑っちまったよ」(前同)

あなたの持ち物は大丈夫だろうか?

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