奇妙な姿に漁港が騒然!富山沖で「幻の魚」捕獲の画像
提供:魚津水族館

富山湾で先月末、全国的にも珍しいとされる深海魚が水揚げされ話題となっている。
図鑑でしか見られないともいわれる深海魚「ベンテンウオ」だ。この幻の魚は捕獲後、深曳漁業生産組合(組合長:松任忠敏氏)より、魚津水族館に寄贈された。

「富山市浜黒崎沖2km、水深60mの定置網にかかっていました。全長は56㎝、めったに見ることがない貴重な魚です。一般公開致しましたが、たくさんのお客様に見ていただきました」(魚津水族館)

ベンテンウオは1997年にも氷見市で揚がっているが、詳しい生態はハッキリと分かっていない。背と腹のところに大きなヒレがあるのが特徴だ。

近年では、日本海でベンテンウオのような珍しい深海魚が相次いで捕獲されている。富山湾では今年2月にもリュウグウノツカイが捕獲されており、その他にも深海で生息するダイオウイカが見つかるなど、非常に珍しいと評された生き物たちが目撃されるようになり、なにかと注目を集めている。

海流や水温などの影響が考えられると話す専門家もいるが、また近いうちにも、幻と呼ばれる別の魚がその姿を現すかもしれない。

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