仕事や遊びで徹夜した経験のある人は珍しくありません。1日や2日寝なくても、どうってことないと思っている人も多いでしょう。でも、不眠時間が長くなると、人は正常な感覚を失ってしまいます。

かつてギネスブックに掲載されていた不眠の世界記録は264時間12分(約11日)。アメリカの高校生ランディ・ガードナー君が1965年に達成したものです。
観察者の記録によると、ガードナー君が元気だったのは初日だけ。2日目に目の焦点が合わなくなり、視力が低下。3~5日目には気分が落ち込んで思考力や記憶力が衰え、幻覚症状が出始めました。9日目からはまとまった話ができず、左右の眼球がバラバラに動いたそうです。

この記録はその後40年間、破られることはありませんでした。しかし2007年、イギリスで新たな挑戦者が登場。ランディ君を上回る記録を樹立しています。ところが、ギネスブックは、その記録の掲載を拒否しました。理由は、不眠は体に害があるから。幻のギネスレコードとなった不眠記録は何時間だった?

(1)266時間
(2)281時間
(3)302時間


答え :(1)

出題:浜川卓也

本日の新着記事を読む